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ハイパーナイフ=【ラジオ波】。ラジオ波マシンの特徴
ラジオ波とハイパーナイフ一緒なんかい🤨ハイパーナイフはラジオ波の最新機種だって🤨🤨ラジオ波大好きだからびびったぜ
— ホルモン (@horumondayoo) January 4, 2020
ハイパーナイフはハイフではなくラジオ波を使用したマシンの一種なんです。
引用元: ハイフとハイパーナイフって何が違うの?
ハイパーナイフは株式会社ワムが製造販売している【ラジオ波】を使った痩身マシンの名称です。
つまりハイパーナイフ=【ラジオ波】痩身マシン。
ラジオ波は別名【高周波】【RF】などと呼ばれることもあります。
ラジオ波の特徴は脂肪を温めて溶かす!
画像引用元:もじもじする
【ラジオ波とは?】
ラジオ波とは、電磁波の中でも周波数30~300MHzの高周波の一種で、電子レンジやテレビ、携帯電話などに使用されている電波と同じものになります。
この電波を業務用エステ機器に使用することで、体の中の水分を振動させて熱を作り出し、皮下部分にある脂肪にアプローチする仕組みです。
ラジオ波を使った痩身マシンの特徴は、
- 身体の深部体温を3~5℃上げ代謝UPが期待できる
- 血流を促進するので冷えやむくみの改善などに効果がある
- 脂肪の燃焼やセルライト分解が期待できる
といったことが挙げられます。
ハイパーナイフはラジオ波の一種であることが分かったところで、その他のラジオ波痩身マシンとの違いは何なのでしょうか。
違いは“揉みほぐし機能”を搭載していること!しかし他メーカーにも同様の機能あり
画像引用元:Ravir
ハイパーナイフ=ラジオ波×揉みほぐし
その他の【ラジオ波】痩身マシンとの大きな違いは、ハイパーナイフは直接肌に当てるヘッド部分に揉みほぐし機能が搭載されている点です。
脂肪をまるでハンド技術の様な揉みほぐしをしながら脂肪細胞を燃焼させ、流す事が出来るのが大きな違いです。
画像引用元:今話題の高周波マシン「ハイパーナイフ」!
ラジオ波で身体を温めると同時に、揉みほぐし機能によって脂肪やセルライトを柔らかくする効果があります。また、ほぐしの過程でコラーゲンの生成を促進してくれる細胞に働きかけてくれることが可能です。
同じ“ほぐし機能”を持つラジオ波マシン、サーモ・シェイプ!
画像引用元:サーモ・シェイプ
回転するヘッドによって、Alma waveを転写しながら皮膚をもみほぐし、肌内部で熱を発生させ、肌の引き締めやサイズダウン(中略)し、お肌をなめらかにする作用が期待できます。
引用元:エステサロン経営成功の道
【ラジオ波】痩身マシンの一種であるサーモ・シェイプは、ハイパーナイフ同様、揉みほぐし機能により硬くなったデコボコの肌やセルライトを柔らかくしてくれる効果があるようです。
周波数に違いはない!?ハイパーナイフより高周波のラジオ波マシンも!
画像引用元:ハイパーナイフ
これまでの高周波マシンよりも1MHzと高いので温め効果が違う!
引用元:ハイパーナイフ
ハイパーナイフを紹介しているサイトでは「他のマシンに比べ、1MHzと高周波」「ラジオ波よりも高い1MHzの周波数」といったフレーズがよく見受けられます。
しかし、一般的な【ラジオ波】痩身マシンは1MHzのラジオ波が多いと言われています。
美容機器として世の中に出回っている一般的なラジオ波(RF)機器は、0.3〜1MHzのものが多いようです。
40.68MHzのラジオ波を採用したマシンも!
画像引用元:サーモ・シェイプとは?
さらに10MHzのセフティフラッシュや、40.68MHzのラジオ波を採用したサーモ・シェイプなどハイパーナイフよりも高周波なラジオ波マシンも存在しています。
これら高周波の【ラジオ波】マシンと比較すると周波数が高いとは言い切れないようです。
次にもう少し詳しく、【ラジオ波】痩身マシンの種類からハイパーナイフを検証してみましょう。
機器形状の違い・特徴を比較。ハイパーナイフはバイポーラ方式を採用!
画像引用元:Kirei
ラジオ波を使った痩身マシンは機器の形状により大きく3つのタイプに分けることができ、ハイパーナイフはバイポーラ方式を採用しています。
方式 | 特徴 | メリット・デメリット | 主なマシーン |
モノポーラ方式 | 一極の電極からラジオ波が流れる。電極と対極板で挟んだ部位を全体的に温める。 | ◎体の深部まで熱を通すため、冷えや内臓脂肪が気になる人に効果的。
×対極板が必要、施術にコツがいる。 |
インディバが有名。 |
バイポーラ方式 | 二極の電極からラジオ波が流れる。対極板なし。 | ◎施術が簡単。
◯脂肪燃焼の他、皮膚のたるみ改善が期待できる。 ×超深部加熱ができず広く深い範囲での効果実感が難しい。 |
ハイパーナイフが有名。 |
マルチポーラ(トライポーラ)方式 | 三極以上の電極からラジオ波が流れる。対極板なし。 | ◎施術時間が短く、即効性に優れている。
◎部分痩せや皮膚の引き締め効果。 |
ヴィーナスラインが有名。 |
モノポーラ方式の特徴・効果
画像引用元:Kirei
高周波を体内に送り込む電極から、体の別の場所にあてた対極板(アース)まで電流が通るもの。
引用元:All About
モノポーラ方式は、直接肌に当てるプローブのほか、電流を流すための対極版を身体の下に敷く構造になっていることが特徴です。
体の深部まで熱を通すため、冷えや内臓脂肪が気になる人には特に効果的。
国内ではスペイン・インディバ社のマシンが有名です。
バイポーラ方式の特徴・効果
画像引用元:Kirei
近くにある2つの電極が互いにアクティブ電極と対極板の働きを担うことで、電極周辺の皮下脂肪にのみ加温することができるもの。
引用元:All About
ハイパーナイフはこのバイポーラ方式を採用しており、更に揉みほぐしの機能を搭載。バイポーラ方式は脂肪燃焼の他、皮膚のたるみ改善が期待できるのが特徴です。
日本ではハイパーナイフの他、スパアクセント、クリニック仕様のマシンではテノールなどが有名です。
マルチポーラ方式の特徴・効果
画像引用元:Kirei
3つ以上の電極の間を電流が行き来することで、バイポーラより刺激が少なく、部分加温を可能に。
引用元:All About
『マルチポーラ』『トライポーラ』などメーカー独自の言い回しにより名称が異なる場合があります。
部分痩せや皮膚の引き締めに効果あるのが特徴。
通常皮膚表層面にしか照射できなかったバイポーラ方式に比べ、皮膚の皮下深部まで照射が容易に出来、施術時間は今までのマシンより短く、即効性に優れています。
ヴィーナスラインが有名です。
ココがポイント
- スーパーナイフはバイポーラ方式を採用している
- バイポーラ方式は、対極板が必要ないが深部への加熱が難しい
- バイポーラ方式に比べ、マルチポーラ方式は施術時間が短く即効性に優れている
ハイパーナイフとその他【ラジオ波】マシンのスペック比較
代表的な【ラジオ波】マシンとハイパーナイフのスペックを比較してみましょう。
ハイパーナイフ | インディバ | ヴィーナスライン | サーモ・シェイプ | |
方式 | バイポーラ方式 | モノポーラ方式 | マルチポーラ方式 | ユニポーラ方式※独自の仕様 |
ラジオ波周波数 | 1MHz | 0.448MHz | 1.2MHz | 40.68MHz |
プラス機能 | 揉みほぐし機能 | CET/RETモード機能※皮膚下の温めを浅部or深部選べる | 吸引機能、キャビテーション機能 | 揉みほぐし機能 |
価格 | 240万円 | 500万円前後 ※機種により異なる |
240万円 | 600万円前後 ※レンタルリースのみ。月々8万5,000円~10万円。 |
ハイパーナイフの周波数は他マシンと比べるとそう高くはないですが、マシン自体は手頃な価格で入手できることが分かります。
次に、ラジオ波マシン導入の前に知っておきたい注意点をおさらいしておきましょう。
【ラジオ波】痩身マシンの注意点1:ラジオ波マシンだけでは痩せない!
ハイパーナイフって効果ありますか?
週一で半年通っていますが全く効果を感じません。引用元:yahoo!知恵袋
ラジオ波だけでは痩身効果が出づらい
引用元:レディチア
【ラジオ波】マシンはしっかり脂肪を温めて燃焼することができますが、施術後の3日間が勝負と言われています。
施術後は食事制限や運動が必要となり、お客様自身で効果を高めていただく必要があります。【ラジオ波】マシンを受けただけでは痩身効果はほぼありません。
【ハイパーナイフにおける指導】
- 1日体重の4%水分を摂ること
- 施術後の2時間は食事を控えること
- 施術後は甘いものや脂っこいものは避けること
- お風呂上がりにマッサージをすること
これらのことをしっかりお客様に実行してもらうよう指導しましょう。
【ラジオ波】痩身マシンの注意点2:施術の仕方によって効果が出にくいケースも
ハイパーナイフやラジオ波マシンは施術方法によって効果に差が出てしまいます。
- リンパの流れや筋肉の構造に沿って使用すること
- ラジオ波マシンを当てるのと同時に、手でお客様のリンパを流すこと
- カウンセリングや施術後の生活指導を徹底的に行うこと
これらのことを行わないと、効果に差が現れてしまいます。
エステティシャンの力量や経験値を積む研修をしっかり行うこと、カウンセリングや生活指導の時間をきちんと確保することが重要です。
まとめ
- ハイパーナイフ=【ラジオ波】痩身マシン。
- ハイパーナイフは“揉みほぐし機能”を搭載している。
- ハイパーナイフのラジオ波周波数は他マシンと比較すると、周波数が高いとは言い切れない。
- ハイパーナイフはバイポーラ方式を採用しており、脂肪燃焼・皮膚のたるみ改善が期待できるが超深部加熱ができず広く深い範囲での効果実感が難しい。
- 【ラジオ波】マシンだけでは痩せない。
- 【ラジオ波】マシンは施術技術が大きく結果を左右する。
- 【ラジオ波】マシンはカウンセリング・指導を徹底しないと効果実感が難しい。
今回はハイパーナイフとラジオ波の違いについて解説していきました。
【ラジオ波】マシンにも様々な種類・スペックがあり迷いますが、導入する際は施術技術の研修、カウンセリング時間の確保、指導要項の徹底を同時に行なっていきお客様にご満足いただきたいですね。