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今回は、ビクトリア(VICTORIA)の特徴・効果、価格やメーカーのサポート内容について検証しました。
目次
業務用脱毛機ビクトリアとは?
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最先端美容機器や美容製品の販売事業をおこなっているグローバルサイエンス株式会社が販売している業務用脱毛機ビクトリア(VICTORIA)。
メーカー独自の「NLP脱毛方式」を採用しており、剛毛・産毛のあらゆる毛質に対応しています。フェイシャルケア・バストケア機能も搭載しているので、幅広いメニューで集客が可能です。連続8時間以上稼働できるマシンなので、大型サロンに最適な脱毛機となっています。
ビクトリアの特徴について詳しく検証していきましょう。
ビクトリアの4つの特徴を徹底検証
1:メーカー独自の脱毛方式「NLP」を採用
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ビクトリア(VICTORIA)は、メーカー独自の脱毛方式「NPL(ニューパルスライト)方式」を採用しています。学術的にエステ用脱毛機の脱毛方式は「SHR方式」「IPL方式」の2種類となっており、ビクトリア(VICTORIA)が採用している「NPL方式」とはメーカーが独自に付けた名称です。
【学術的な脱毛方式】
SHR方式(NPL方式) | IPL方式 | |
仕組み | 毛の生成に重要な細胞を作り出す働きがあるバルジ領域と言われる皮膚層に低い熱でダメージを与える方式 | 毛のメラニン色素と毛根をターゲットに光を照射し、熱を生み出す事によって毛根にダメージを与える方式 |
脱毛完了 | 8〜18回 | 6〜16回 |
期間 | 最短6ヶ月 | 約1~2年 |
濃い毛 | 効果が弱い | 効果あり |
薄い毛 | 効果あり | 効果が得られにくい |
痛み | なし | チクッとした痛み |
「NPL方式」は「SHR方式」に分類され、バルジ領域と言われる皮膚層に低い熱でダメージを与える脱毛方式です。バジル領域への照射により、脱毛だけでなく抑毛効果も得られ、毛周期に関係なくどんな毛質にも脱毛可能です。「SHR方式」は長時間のマシンを使用すると出力が下がり脱毛効果が低下するというデメリットがあります、ビクトリア(VICTORIA)の場合は長時間マシンを使い続けても出力が落ちないよう設計されています。
ただし、近年販売されている多くの脱毛機は、「SHR方式」「IPL方式」の両方を採用しているマシンが一般的です。「SHR方式」は「IPL方式」に比べると濃い毛には効果が弱いため脱毛回数を多めにする必要があります。「SHR方式」の一種である「NPL方式」も同様と考えられますので、男性の濃い髭にアプローチする場合には即効性も求めるのは難しいかもしれません。
ココがポイント!
- ビクトリアが採用している「NPL方式」=「SHR方式」
- ビクトリアは使い続けても脱毛パワーが落ちない
- 一般的な業務用脱毛機は「SHR方式」「IPL方式」の両方を採用しているが、ビクトリアは「IPL方式」はないため濃い毛には照射回数を重ねる必要あり
2:最大1秒間に10連射で全身脱毛10分
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ビクトリア(VICTORIA)の公式サイトによると、「最大1秒間に10連射!」との記載があります。脱毛機における「連射」とは、パワーチャージなしで2ショット以上照射できる機能です。ビクトリア(VICTORIA)の場合は、1秒間に10回照射を行うため全身脱毛を10分で施術することができます。
しかし、連射式脱毛機は出力が不安定になりやすいだけでなく、当てムラが起こりやすく1回の照射が弱いというデメリットがあります。ビクトリア(VICTORIA)は機器の酷使を軽減して出力を安定させるために−20°の冷却機能を搭載していますが、その分ワット数も必要になるので注意が必要です。
「10連射」と謳われているマシンの多くは誇大広告の可能性が高いケースがあるため、事前にメーカーに脱毛効果について確認が必要です。また、しっかりと照射される脱毛機を選ぶには4連射〜6連射までの脱毛機がおすすめです。
ココがポイント!
- 最大1秒間に10連射で全身脱毛が10分で完了
- 当てムラが起こりやすく1回の照射が弱い可能性がある
3:脱毛以外にフェイシャル・バストケア機能も
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ビクトリア(VICTORIA)は、SRハンドピース(光フェイシャル)を搭載しているため、シミ・シワ・たるみ・ニキビ・赤ら顔ケアができるフェイシャルケアやバストアップケアが可能です。
【他メーカーの脱毛機との比較】
ビクトリア | クリアスキンネオ | バイマッハ | ルミクスA9 | |
価格 | 495万円 | 165万円 | 437.8万円 | 517万円 |
搭載機能 | NPL(SHR)脱毛、フェイシャル機能、バストアップ機能 | IPL・SHR脱毛、セルフ脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、光フォト機能、ブラックピーリング機能、バストアップ機能 | IPL・SHR脱毛、ピーリング、バストアップ機能 | SHR脱毛、フェイシャル機能、バストアップ機能 |
※価格は税込です。
SRハンドピースは、肌表面のメラニンやヘモグロビンに反応する仕様になっており、シミ、くすみなど異なる症状に働きかけ、様々な肌トラブルを同時にトリートメントすることができます。
ただし、脱毛以外にフェイシャル機能およびバストUP機能が搭載されているマシンは複数あり、ビクトリア(VICTORIA)独自の特徴ではないようです。
ココがポイント!
- 脱毛以外にフェイシャル・バストケア機能も可能だが、ビクトリア(VICTORIA)独自の特徴ではない
4:1ショット単価0.4円
ビクトリア(VICTORIA)公式サイトによると、1ショット単価0.4円と記載があります。
【他メーカーの脱毛機との比較】
ビクトリア | クリアスキンネオ | バイマッハ | ルミクスA9 | |
1shot単価 | 0.4円 | 0.13円 | 0.3円 | 0.1円 |
総ショット数 | 60万発 | 80万発 | 30万発 | 100万発 |
※1ショット単価算出方法はメーカーにより異なる。ランプ交換代は税込です。
1ショット単価は、主にハンドピースのランプ代と照射回数から算出されるのが一般的です。その他の業務用脱毛機と比較すると、ビクトリア(VICTORIA)のランプ代は0.4円と1ショット単価が高くなっています。例えば、全身脱毛8,000ショットを目安にした場合、クリアスキンネオは1つのランプで100人施術できるのに対し、ビクトリア(VICTORIA)は75人しか施術できません。
近年販売されている業務用脱毛機の多くは1ショットあたり0.13円以下が目安となっていますが、ビクトリアは連続8時間以上稼働できるマシンなので出力の大きさに比例して1ショット単価が高いことが考えられます。
ビクトリア(VICTORIA)はランニングコストがかかるマシンであると留意しておきましょう。
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ココがポイント!
- 1ショット単価0.4円で他社の比べランニングコストがかかる
ビクトリアの効果・口コミ
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脱毛するたびに肌がキレイになっていくのもとても良いなと思いました。脱毛して数週間経ちましたが、今までで1番効果を感じています。
引用元:ホットペッパービューティー
ここに通い出してからは効果が早く、産毛もどんどん無くなってきました!
引用元:ホットペッパービューティー
初めてのビクトリア脱毛でしたが、3週間経ち、減毛効果をすごく実感しています!産毛の手入れをする頻度がぐっと減りました!
引用元:ホットペッパービューティー
今回3回目の脱毛で、自己処理が殆ど必要なくなりました。期間として3ヶ月でこんなに変わってとても嬉しいです。
引用元:ホットペッパービューティー
ビクトリア(VICTORIA)のビフォーアフター画像を見てみると、脱毛だけでなくフェイシャルやバストアップでも効果があるようです。また、ホットペッパービューティーの口コミによると、産毛の脱毛効果を実感されている方が多くいらっしゃいました。
ビクトリアの価格は495万円(税込)
ビクトリア(VICTORIA)は、本体価格495万円(税込)となっています。
【他メーカーの脱毛機との比較】
ビクトリア | クリアスキンネオ | バイマッハ | ルミクスA9 | |
マシン価格 | 495万円 | 165万円 | 437.8万円 | 517万円 |
機能 | IPL・SHR脱毛、セルフ脱毛、フェイシャル機能、バストアップ機能 | IPL・SHR脱毛、セルフ脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、光フォト機能、ブラックピーリング機能、バストアップ機能 | IPL・SHR脱毛、ピーリング、バストアップ機能 | SHR脱毛、フェイシャル機能、バストアップ機能 |
※価格は税込です。
一般的な業務用脱毛機の相場は150万〜500万円といわれており、ビクトリア(VICTORIA)は高価格帯のマシンであることが分かります。冷却パワーが強いビクトリア(VICTORIA)は、1日に全身脱毛5人以上を施術する場合におすすめです。一方、1日に全身脱毛5人以下が目安の場合は100〜200万円の脱毛機で十分と言えるでしょう。
ビクトリアのサポートや保証内容
ビクトリア(VICTORIA)を購入するとメーカーから導入研修やディプロマ発行などのサポートを受けることができます。
【他メーカー脱毛機とのサポート比較】
ビクトリア | クリアスキンネオ | バイマッハ | |
価格 | 495万円 | 165万円 | 437.8万円 |
方式 | SHR(NLP) | SHR・IPL | SHR・IPL |
機能 | 脱毛・フェイシャル機能・バストUP機能 | 脱毛・光フォト機能・ブラックピーリング・バストUP機能※セルフOK | 脱毛・ピーリング・バストUP機能 |
サポート内容 | 導入研修/ディプロマ発行/経営サポート/メニュー表・アプローチブック・チラシ作成のフォロー&アドバイス
/エステティシャン育成講習会のチケットプレゼント |
無料導入講習/開業サポート/ドクター相談サポート/販促商材の無料提供/インスタ支援(バナー毎月15個更新)、インスタグラマー来店&素材使用可能/動画素材/ビフォーアフター画像/チラシ/ポップ/メニュー表/売上表/予約帳/朝礼シート/従業員連絡先表/お客様アンケート/ネームプレート/カルテ各種/ギフト券、収入印紙、切手管理/施術前同意書/食事記録/未成年同意書/個人情報取扱説明/銀行振込案内/発注表/開業支援/補助金・助成金申請/SNS運用サポート/マシン購入者向けの無料webセミナー/ホットペッパービューティー活用セミナー/専門家による脱毛基礎講習/創業融資・補助金セミナー/アンバサダーサロン制度/ビフォーアフターコンテスト制度/公認インストラクター制度/MEO対策支援など | オンライン画面にて開業支援/集客、売上UPコンサルが永久無料 |
マシン保証・保険制度 | マシン保証1年 | マシン保証1年/PL保険無料加入/エステ保険加入可能 | マシン保証5年 |
※価格は税込です。
他メーカーのサポート内容と比較してみると、ビクトリア(VICTORIA)は集客サポートに関しては「経営に寄り添った継続的なサポート」との記載があるだけで、具体的にどのようなサポートが受けられるか不明です。
マシンを購入したからといってすぐに売上UPできるとは限らず、他店との差別化方法、SNSでの効果的な販促活動、施術同意書やメニュー表等の準備など集客・運営するためには多くの準備が必要になります。
導入を検討する際は、具体的なサポート範囲についても確認しておきましょう。
ビクトリアのマシンスペック
フルーエンス | HR: 1~ 36J/ cm2、SR: 1~50J/c m2 |
周波数 | HR:3Hz~10Hz、SR:2Hz~ 10Hz |
波長 | HR:610nm~950nm(スポットサイズ15✕50mm)、SR:560nm~950nm(スポットサイズ•8×40mm) |
重量 | 48kg |
最大出力 | 2400W |
電源 | 100VAC、15A 50/60Hz |
まとめ
今回は、ビクトリア(VICTORIA)の特徴・効果、価格やメーカーのサポート内容について検証しました。
ビクトリアは、脱毛・フェイシャルケア・バストケア機能を搭載した脱毛機です。メーカー独自の「NLP脱毛方式」を採用していますが、「SHR方式」の一種となっています。「SHR方式」「IPL方式」の両方を採用しているマシンに比べると、濃い毛の脱毛には時間はかかりますが幅広い毛質に対応しています。
また、「SHR方式」採用の連射式脱毛機にありがちなパワーダウンが無く連続8時間以上の稼働が可能なマシンなので、1日に5人以上の全身脱毛を目安にしているサロンにおすすめです。
ただし、ビクトリア(VICTORIA)は業務用脱毛機のなかでもかなり高額なマシンで、1ショットあたりのコストが高いため、導入コストやランニングコストがかかります。
ランニングコストを抑えたい方は、光源にLEDを採用したランプ寿命の長いLED脱毛機を検討してみてもよいかもしれません。
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