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SNS広告を出稿している業務用脱毛機ナッシュ(nash)。今回は、ナッシュ(nash)の特徴・効果、価格やメーカーのサポート内容について検証しました。
目次
業務用脱毛機ナッシュとは?
ナッシュ(nash)は、2023年9月に発売された卓上型の業務用脱毛機です。エステサロン向けYouTubeチャンネル「勝ち組サロンの成功戦略」を運営している株式会社LITが販売しています。SHR方式・IPL方式の両モード搭載の脱毛機となっており、しわ/赤ら顔/ニキビ/シミ/美白などのフェイシャルにも対応しています。
ナッシュの特徴について詳しく検証していきましょう。
ナッシュの4つの特徴を徹底検証
1:SHR方式・IPL方式の両モード搭載
画像引用元:まいぷれ
学術的に、エステ用脱毛機の脱毛方式は「SHR脱毛方式」「IPL脱毛方式」の2種類となっており、ナッシュ(nash)は「SHR脱毛方式」を採用しています。
- SHR方式の特徴:毛の生成に重要な細胞を作り出す働きがあるバルジ領域と言われる皮膚層に低い熱でダメージを与える方式。バジル領域への照射により、脱毛だけでなく抑毛効果も得られ、毛周期に関係なくどんな毛質にも効果あり。ただし長時間のマシン使用は、出力が下がり効果が出にくくなってしまうケースもある。
- IPL方式の特徴:毛のメラニン色素と毛根をターゲットに光を照射し、熱を生み出す事によって毛根にダメージを与える方式。太く抜けにくい濃い毛に効果的だが、効果があるのは成長期の毛のみ。発光の瞬間にチクッとした痛みが伴う。
「SHR方式」は毛周期に関係なく脱毛することができ、産毛などの薄い毛に脱毛効果を発揮するという特徴があります。対して、「IPL方式」は毛周期に合わせて脱毛を行う必要がありますが、ワキ・VIO・髭などの濃く太い毛の脱毛に効果的で即効性があります。
「SHR方式」を採用している脱毛機の多くは、連続的にマシンを使い続けるうちに脱毛パワーが低下してしまうデメリットがありますが、ナッシュは使い続けても脱毛パワーが落ちないように設計されているようです。
※従来の業務用脱毛機は「IPL方式」が主流でしたが、近年販売されている脱毛機は「SHR脱毛方式」「IPL脱毛方式」の両モードを搭載したマシンが一般的となっており、ナッシュ(nash)に限った機能ではありません。
2:1ショット単価0.15円
ナッシュ(nash)公式サイトによると『最安級ショット単価0.15円』との記載があります。これはSHR方式のワンショット単価となっており、IPL方式のワンショット単価は0.3円です。
ナッシュ | クリアスキンネオ | バイマッハ | ルミクスA9 | |
SHRショット単価 | 0.15円 | 0.13円 | 0.3円 | 0.1円 |
全身脱毛コスト | 600円 | 1,040円 | 2,400円 | 1,600円 |
※ナッシュの全身脱毛は4,000ショット。その他メーカーの脱毛機の全身脱毛コストは8,000ショットを目安に算出。LED脱毛機は照射面が小さいので2倍カウント。ルミクスA9は往復照射推奨の為に2倍カウント。照射面積や往復照射の要・不要によって正確なショット数は各マシン異なります。
他メーカーの業務用脱毛機がそれぞれ公開しているワンショット単価と比較すると、ナッシュ(nash)のワンショット単価は最安というわけではありません。
公式サイトによるとナッシュ(nash)の全身脱毛に必要なショット数は4,000ショットとなっており、全身脱毛コストは約600円となっています。通常、照射面積が10×50mmほどの脱毛機の場合、全身脱毛に必要なショット数は8,000ショットが目安なので、その半分の4,000ショットで打てる根拠については確認が必要です。
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3:1秒に最大10連射で施術時間短縮
ナッシュ(nash)の公式サイトには『最大10連射/秒の高速連射によって大幅に施術時間を短縮』との記載があります。しかし、連射式で施術スピードが早いから良いというわけではなく、照射漏れが起こるリスクも考慮することが必要です。
脱毛機を選ぶ際には、スピードとしっかりとした照射のバランスを重視することが重要となっており、4連射〜6連射までの脱毛機を選ぶとよいでしょう。
また、『出力3000W』との記載がありますが、脱毛時の痛みを軽減させるための冷却機能をメインに必要なワット数となり、装置が駆動する電気容量のことで、光のエネルギーがハイパワーな訳ではありません。装置が稼働する電気容量が高いということはマシンスペックとして効率が悪く、電気代も高くなると考えられますので、メーカーに事前に電気代につyいて確認しておくとよいでしょう。
4:脱毛だけでなくフェイシャルも
ナッシュ(nash)は、脱毛機能の他、フェイシャル機能が搭載されており、付属のフィルターを付け替えることで、しわ/赤ら顔/ニキビ/シミ/美白などのフェイシャルメニューも展開することが可能です。
ナッシュ | クリアスキンネオ | バイマッハ | ルミクスA9 | |
価格 | 129万円 | 165万円 | 437.8万円 | 517万円 |
搭載機能 | IPL・SHR脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、フェイシャル機能 | IPL・SHR脱毛、セルフ脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、光フォト機能、ブラックピーリング機能、バストアップ機能 | IPL・SHR脱毛、ピーリング、バストアップ機能 | SHR脱毛、フェイシャル機能、バストアップ機能 |
※価格は税込です。※ナッシュの価格は、特別値引きを適用する前の価格です。
その他メーカーの脱毛機と比較してみると、脱毛以外にフェイシャル機能およびバストUP機能が搭載されているマシンもあります。特に、業務用美容機器の開発・販売メーカー|Dr.Viseaのクリアスキンネオ(165万円)と比較してみると、ナッシュは搭載されている機能のわりにマシン価格は割高と言えるかもしれません。
ナッシュの注意点
画像引用元:ナッシュ
ナッシュの公式サイトによると、「SHR最大3000W」との記載があります。これは装置が駆動する電気容量のことで、脱毛時の痛みを軽減させるための冷却機能に必要なワット数です。
例えば1ヶ月30日で電気代を算出した場合、3000Wで1日あたり8時間使用すると1ヶ月あたり約2万2,320円、年間で約26万7,840円となります。
【脱毛機の電気代の比較】
ナッシュ | 一般的な光脱毛機 | クリアスキンLEDプロ(LED脱毛機) | |
ワット数 | 3000ワット | 2000ワット | 800ワット |
年間電気代 | 約26万7,840円 | 約17万8,560円 | 約7万1,424円 |
※年間電気代…8時間×30日、12ヶ月使用した場合。1kWh単価31円で算出。
一般的な光脱毛機2000Wの場合と比較するとナッシュの年間電気代は1.5倍、光源にLEDを採用しているLED脱毛機クリアスキンLEDプロと比較するとナッシュの年間電気代は3.75倍です。
ワット数は消費電力を表すものであり、装置が稼働する電気容量が高いということはマシンスペックとして効率が悪く電気代も高くなりますので、導入時にはワット数にも注意しましょう。
ナッシュの効果・口コミ
画像引用元:ナッシュ
1回目施術後2週間後くらいからお風呂上がりに化粧水を手で塗っている際に髭がポロポロと抜けて手にくっついており効果を実感。2回目も同様に2週間後くらいから脱毛効果を実感しました。施術後2-3日肌荒れがありますが数日で解消。
引用元:ホットペッパービューティー
箇所によりますが、1回の施術でも薄くなったり、毛が生えてくる周期が伸びた感じかありました。
引用元:ホットペッパービューティー
今回が4回目の施術でした。前回少し期間が空いてしまい、毛の伸びはどうかなと思っていたところ、脚の毛もほとんど生えてなく、気になっていた髭も薄くなってきて、伸びるスピードも遅くなり自己処理をすることがかなり減ってきました。
引用元:ホットペッパービューティー
個人差によりますが、男性のすね毛や胸毛など比較的柔らかい毛については5回で効果が出るようです。また、口コミによると毛が伸びるスピードが遅くなったとあり、これはSHR脱毛特有の抑毛効果によるものと考えられます。
ナッシュの価格は129万円(税込)
ナッシュ(nash)は、本体価格129万円(税込)となっており、メーカーによる特別価格実施時には99万円(税込)で購入することができます。(2023年9月時点。)
レンタルの場合月額2万円、分割払いの場合は初期費用0円で月々1万円〜導入可能です。
※特別価格については予告なく終了する場合がありますので、メーカーにお問い合わせください。
ナッシュのサポートや保証内容
一般的に、業務用美容機器を購入するとメーカーからサロン運営に関する無料サポートやマシン保証が付いてきます。ナッシュ(nash)の場合は、導入無料講習や経営サポートを無料で受けることができます。
ナッシュ | クリアスキンネオ | バイマッハ | |
価格 | 162万3,600円 | 165万円 | 437.8万円 |
方式 | SHR・IPL | SHR・IPL | SHR・IPL |
機能 | IPL・SHR脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、フェイシャル機能 | IPL・SHR脱毛、セルフ脱毛、眉毛・鼻毛・耳毛脱毛、光フォト機能、ブラックピーリング機能、バストアップ機能 | 脱毛・ピーリング・バストUP機能 |
サポート内容 | 基礎経営サポート/3ヶ月無料経営コンサル/無料施術講習(交通費別途)/カウンセリング指南/ホットペッパービューティー活用方法の伝授/経営資料/Instagram集客法レクチャー/LINE活用法レクチャー/限定動画 | 無料導入講習/開業サポート/ドクター相談サポート/販促商材の無料提供/インスタ支援(バナー毎月15個更新)、インスタグラマー来店&素材使用可能/動画素材/ビフォーアフター画像/チラシ/ポップ/メニュー表/売上表/予約帳/朝礼シート/従業員連絡先表/お客様アンケート/ネームプレート/カルテ各種/ギフト券、収入印紙、切手管理/施術前同意書/食事記録/未成年同意書/個人情報取扱説明/銀行振込案内/発注表/開業支援/補助金・助成金申請/SNS運用サポート/マシン購入者向けの無料webセミナー/ホットペッパービューティー活用セミナー/専門家による脱毛基礎講習/創業融資・補助金セミナー/アンバサダーサロン制度/ビフォーアフターコンテスト制度/公認インストラクター制度/MEO対策支援など | オンライン画面にて開業支援/集客、売上UPコンサルが永久無料 |
保証・保険 | マシン保証2年 | マシン保証1年/PL保険無料加入/エステ保険加入可能 | マシン保証5年 |
※ナッシュの価格は、特別値引きを適用する前の価格です。
ナッシュ(nash)は、元広告代理店勤務のスタッフが在中していることから経営サポートや集客サポートが充実しています。
一方、保険制度についての記載はありません。国民生活センターの調査によると脱毛を受けた人の4分の1がトラブルを経験しており、火傷や痛みなどのトラブルが報告されています。施術時のトラブルに対応する各種保険に加入しない場合、サポートが受けられず訴訟や営業停止に至ってしまう可能性もあるため要注意です。
【メーカーが提供する保険制度例】
- 「PL保険」…万が一お客様等に損害を与えてしまった場合でも賠償責任をカバーしてくれる保険。
- 「エステ保険」…脱毛以外にもエステの施術全般のトラブルに対し施設賠償責任・受託物賠償責任・生産物賠償責任が保障される保険。
保険制度を採用しているマシンは、メーカーの安全性への意識が高く万が一のトラブルも対応してくれるため安心です。ナッシュ(nash)を導入する際は、「PL保険」や「エステ保険」などの保険制度の有無について確認しておきましょう。
ナッシュのマシンスペック
本体寸法 | W370D470XH400mm |
重量 | 28kg |
出力 | SHR最大3000W |
脱毛方式 | SHR・IPL |
連射機能 | 1秒間に最大10連射 |
定格電力 | 100V/50-60Hz |
ジュール数 | 1-50J cm2 |
出力波長 | SHR光源波長:690-1200nm IPL光源波長:610nm-950nm |
照射面サイズ | SHR:10mm×50mm IPL:10mmx50mm |
まとめ
今回は、ナッシュ(nash)の特徴・効果、価格やメーカーのサポート内容について検証しました。ナッシュは、「SHR方式」「IPL方式」の両方を採用している幅広い毛質に対応する脱毛機となっており、脱毛・フェイシャル機能を搭載した卓上マシンです。
「SHR方式」採用の脱毛機にありがちなパワーダウンが無く、使い続けても脱毛威力が落ちないという特徴があります。ただし、これはナッシュに限らず、本文中にご紹介した他メーカークリアスキンネオなどもパワーダウンを防ぐ設計になっており、各種メーカーで改良が施されています。
ナッシュは脱毛と脱毛技術を応用したフェイシャルケアのシンプルな2機能に絞っているため、脱毛機の中では購入しやすい価格帯になります。ただし、万が一の施術トラブルに対応する保険制度については内容が薄いため、ナッシュの導入をお考えの方は事前に要確認すると良いかもしれません。
また、『最大10連射/秒の高速連射によって大幅に施術時間を短縮』というキャッチコピーは、一見すると脱毛スピードに優れているマシンに見えますが、実際は照射とスピードのバランスが重要です。“10連射”との記載がある脱毛機は照射漏れが起こるケースが多く、しっかり脱毛できる連射設計は4〜6連射が一般的です。
ナッシュ(nash)を導入する際は、マシン保証があるか?また、10連射でしっかり照射できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
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この製品のレビュー
導入してみましたが安い割にチープ感も無くとても良かったです。