脂肪に超音波を当て脂肪細胞を破壊することで痩身効果が得られるキャビテーション。エステの痩身メニューとして人気のメニューですが、サロンオーナーさまの中には「どのような業務用キャビテーションを導入すればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、業務用キャビテーションを選ぶ際のポイントや人気の業務用キャビテーションランキングをご紹介いたします。
【記事監修】 岡崎 満美子国内・外資化粧品会社勤で接客販売・教育トレーナー・化粧品企画・美容部長を経験の後、エステティシャン実務を経てエステティシャン養成校の教育カリキュラム確立し、講師として在籍。 日本エステティック業協会(AEA)認定インターナショナルエステティシャン/日本エステティック業協会(AEA)認定講師/エステティックコンサルタント |
キャビテーションとは?
画像引用元:レナード株式会社
キャビテーションはもともと空洞現象という意味合いがありますが、エステにおけるキャビテーションとは、体外から特殊な周波数を与えることで、脂肪細胞のみを破壊し痩身効果を得るメニューです。破壊された脂肪細胞は、老廃物としてリンパや血液を通じて自然に体外に排出されていく仕組みです。
ラジオ波との違い
キャビテーションが脂肪細胞のみを破壊し痩身効果を得るのに対し、ラジオ波は高周波の電磁波を当てることで体内に熱を発生させて冷え固まった脂肪を温めて燃焼しやすくし代謝UPすることで痩身効果を得る仕組みです。
- キャビテーションは脂肪細胞を破壊→痩身効果が期待できる
- ラジオ波は脂肪を温め代謝UP→痩せやすい体づくりが期待できる
「キャビテーションで脂肪脂肪を破壊しラジオ波で代謝UP」など、両メニューを組み合わせることにより、より効果的な痩身が期待できます。
キャビテーションはこんな人にオススメ
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キャビテーションは主に上記でお悩み方にオススメの施術となっており、部分痩せやセルライト改善など年齢問わず幅広い層を集客することができます。
業務用キャビテーション選びのポイント4つ
1:搭載機能が多いマシンを選ぶ
業務用キャビテーションの多くは、キャビテーション機能以外にラジオ波やEMSなど複数の痩身機能を搭載しています。搭載機能が多ければ、お客様のお悩みに合った効果的な痩身メニューが提供できます。お客様に合わせた施術が実現できる搭載機能が多いマシンは、痩身効果を発揮できるためリピーターになってもらいやすくなります。
また、ボディだけでなくフェイシャルに対応しているマシンであればフェイシャルメニューも展開できますし、セルフ機能を搭載しているマシンであれば人件費の削減もできますので、機能が多く幅広い集客が可能になるマシンを選ぶようにしましょう。
2:価格が妥当なマシンを選ぶ
前述した通り、搭載機能が多いマシンであれば痩身効果が高められますが、搭載機能が多い分マシン価格は高額になりがちです。エステサロンで導入される痩身マシンは150〜300万円が相場と言われていますが、相場の範囲内で費用対効果が大きい複数機能を搭載したマシンを選ぶようにしましょう。
3:サポートが充実しているマシンを選ぶ
一般的に、正規メーカーからマシンを購入するとメーカーからのサポートが付いてきます。
マシン導入の無料講習はもちろん、集客支援や開業支援、ポスター・チラシ、SNSに使用できる画像の提供など、サポートが充実しているメーカーから購入することでさまざまな販促資材を入手することができます。
また、エステの施術全般のトラブルに対し施設賠償責任・受託物賠償責任・生産物賠償責任が保障される「エステ保険」や、お客様に損害を与えてしまった場合でも賠償責任をカバーしてくれる「PL保険」などの保険制度が充実しているメーカーは、導入後のサロンへの手厚いサポートが期待できます。
マシンを導入したからと言って、すぐに売上UPできるわけではありません。“マシンを購入してもらったら終わり”というメーカーも少なくありませんので、マシン購入後も手厚いサポートが充実しているメーカーから購入すると良いでしょう。
4:消耗品の質が良くコスパが良いマシンを選ぶ
キャビテーションやラジオ波などエステ機器では、施術時に塗布するクリーム・ジェルなどの消耗品が必須です。
マシン販売メーカーの中には、メーカー独自に開発した専用クリームの使用を推奨しているケースがありますが、クリームの成分や価格に注意が必要です。
キャビテーションと相性の良い成分を含んでいるクリームを使用することで痩身効果を高めることができますので、マシンを選ぶ際には、使用するクリームに「脂肪燃焼を促す成分が含まれているか?」「保湿成分や美容成分が含まれているか?」など事前にメーカーに確認しておくと良いでしょう。こういった質問に回答してくれるメーカーは信頼性が高く、キャビテーションと相性の良いクリームを提供してくれます。
また、クリームのランニングコストを考慮せずにマシンを購入してしまうと思わず出費になります。キャビテーション・ラジオ波マシンの専用クリームの相場は1000mlで3,000円〜10,000円となっていますので、マシンを選ぶ際にはクリームの価格についても事前に問い合わせておきましょう。
人気の業務用キャビテーション|ランキングTOP8
※こちらのランキングは、各社webサイトに記載のマシン価格、ローン・レンタル・リースの有無、メーカーサポートの充実度など総合的に独自に選定しております。
マシン名をクリックいただくと、詳細をご確認いただけます。
マシン名 | 価格(税込) | 搭載機能数 | ローン・リース・レンタル | メーカーサポートの充実度 | |
1 | スリムフェイスカッター | 110万円 | 9機能 | ◯ | ◎ |
2 | シークレットメス | 230万円 | 7機能 | △ | ◯ |
3 | セルドライブプロ | 198万円 | 6機能 | ◯ | △ |
4 | セルライトゼロ2 | 275万円 | 10機能 | ◯ | ◯ |
5 | セルブレイカーEX | 93.5万円 | 3機能 | ◯ | 不明 |
6 | キャビリポデックス | 162.8万円 | 3機能 | 不明 | 不明 |
7 | ヴィーナスライン | 264万円 | 3機能 | ◯ | 不明 |
8 | キャビスパforProプレミア | 35万円 | 3機能 | 不明 | △ |
【No.1】スリムフェイスカッター
画像引用元:Dr.Visea
スリムフェイスカッターは、たった1台で8役を搭載している痩身複合機です。
「ラジオ波」「フェイシャルラジオ波」「EMS」「ほぐしラジオ波」「吸引」「キャビテーション」「LED」「スリムレーザー」「美顔ローラー」の同時施術が可能で、フェイシャル・ボディの全身施術に対応している痩身機器です。
タッチパネル式の簡単操作なので、さまざまな機能を簡単に使い分けることができ、セルフ用マシンとしても導入できます。
▲スリムフェイスカッターの効果イメージ&効果画像
全てのヘッドにラジオ波&LEDが入っており、キャビテーションや吸引など他の機能と同時に「ラジオ波」「美容LED」が施術できるので、従来の痩身機器に比べ痩身効率3倍となっています。
また、メーカーのサポート内容は、融資や補助金などの開業支援やSNS集客方法のレクチャー、GoogleSEOサポート、ホットペッパービューティー集客の無料講習会、販促資材の提供など、サロン運営を全面的にバックアップするサポートがあります。さらに、「エステ保険」「PL保険」にも加入できるため安心して導入することができます。
ガラナエキス、カフェイン、カルニチン配合で新陳代謝の促進やむくみ防止効果のある専用クリームは、1000mlで4,400円(税込)となっているためランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
【スリムフェイスカッターの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:110万円 |
【No.2】シークレットメス
画像引用元:PR TIMES-株式会社NBS
シークレットメスは、「キャビテーション」「サーマルフラクショナル」「ラジオ波」「EMS」「エレクトロポレーション」「LED」など1台7役を搭載した業務用痩身複合機です。
ボディとフェイシャルトリートメントが可能となっており、タッチパネルの簡単操作でエステサロン用とセルフエステ用がそれぞれ販売されています。
また、告知用POPやメニューなど販促用資材が充実しており、導入後すぐに販促活動を開始することができます。
【シークレットメスの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:230万円 |
【No.3】セルドライブプロ
画像引用元:セルドライブプロ
セルドライブプロは、「キャビテーション」「ラジオ波」「EMS吸引」「EMS + エレクトロポレーション」「サーマルフラクショナル」「高密度超音波」など1台に6つの機能を搭載している痩身複合機です。
1台でボディとファイシャルトリートメントが可能となっており、フェイスとボディにはそれぞれ3つの機能が搭載されています。
【セルドライブプロの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:198万円 |
【No.4】セルライトゼロ2
画像引用元:ワールドジャパン
セルライトゼロ2は、「キャビテーション」「ラジオ波」「スリムレーザー」「サイクロン吸引」「LED」「コルギ」「筋膜リリース」「高周波ラジショット(ラジオ波)」「高周波(ラジオ波)」「リンパドレナージュ」の10機能を搭載した痩身複合機です。
キャビテーションを搭載した痩身複合機の中では最多の10機能を搭載しているため価格も若干高めですが、ボディ・フェイシャルそれぞれ5機能を使いわけることができます。
【セルライトゼロ2の詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:275万円 |
【No.5】セルブレイカーEX
画像引用元:株式会社ユニッシュ
セルブレイカーEXは、1台に「キャビテーション」「ラジオ波」「吸引」の3つの機能が搭載されている痩身マシンです。痩身機能に特化したマシンとなっており、フェイシャルやセルフでの使用はできないようです。
【セルブレイカーEXの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:93.5万円 |
【No.6】キャビリポデックス
画像引用元:キャビリポデックス
キャビリポデックスは、「キャビテーション」「EMS」「吸引」の3つの機能が搭載されています。1台でボディ・フェイシャルに対応しています。
【キャビリポデックスの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:162.8万円 |
【No.7】ヴィーナスライン
画像引用元:ドクターキッズ
ヴィーナスラインは、1台に「キャビテーション」「ラジオ波」「吸引」の3つの機能が搭載されている痩身マシンです。ボディとフェイシャルに使い分けられる4種類のハンドピースがワンタッチで着脱可能で、タッチパネルが大きく操作性抜群のマシンです。
【ヴィーナスラインの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:264万円 |
【No.8】キャビスパforProプレミア
画像引用元:キャビスパforProプレミア
キャビスパforProプレミアは、1台に「キャビテーション」「ラジオ波」「EMS」3機能が搭載されています。価格は業務用キャビテーションの中では最も安いですが、家庭用美容機を専門とするメーカーなので出力が弱く、痩身効果は他の危機に比べると若干落ちてしまうようです。
【キャビスパforProプレミアの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:35万円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、業務用キャビテーションを選ぶ際のポイントや人気の業務用キャビテーションランキングをご紹介しました。
キャビテーションは一般的に複合機のマシンが多く、キャビテーションを含め3つ以上の機能が搭載されています。搭載されている機能が多いマシンを選ぶことで、1台導入するだけで費用対効果が高くなりますし、ボディ・フェイシャル・セルフなど幅広い集客が可能になります。以上のことを踏まえ、業務用キャビテーションを選ぶ際には、搭載機能が多くメーカーからのサポートが手厚いマシンを選ぶようにしましょう。