ハイフ 痩身

医療用ハイフとエステ用ハイフの違いとは?

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メスを使わず顔のたるみ改善や痩身効果が期待できるハイフ。近年人気のメニューですが、ハイフのマシンには美容外科やクリニックで使用される「医療用ハイフ」とエステサロンで使用される「エステ用ハイフ」の2種類があると言われています。

今回は、「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」の違いついて検証していきます。

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ハイフとは?

ハイフ(HIFU)とは、高密度の超音波エネルギーを皮下組織の筋膜「SMAS層」に当て、たるんだ肌の土台をピンポイントで熱凝固させ引き締めるリフトアップ・痩身方法です。

画像引用元:たるみ治療機器 HIFU(ハイフ)

虫眼鏡などを使って光を1点に集中するイメージで65~70℃の熱を「SMAS層」に当てるため、肌の土台から引き締める効果があり、照射した熱によって縮んだコラーゲンを修復しようとさらにコラーゲンが増殖するのを促します。

顔の場合は、しわやたるみ改善、ほうれい線改善、肌のハリ・ツヤUPなどの効果が期待でき、体の場合は太ももや二の腕などの部分痩せに効果的です。

ハイフはメスを使わない痩身法なのでダウンタイムが1時間程度と少なく、施術時間も30分程度なので忙しい方でも受けやすい施術となっています。

医療用ハイフとエステ用ハイフ|4つの違い

ハイフのマシンには大きく分けて、美容外科やクリニックなどで使用される「医療用ハイフ」とエステサロンで使用される「エステ用ハイフ」の2種類があります。

「医療用ハイフ」「エステ用ハイフ」の違いについて詳しく検証していきましょう。

医療用ハイフ エステ用ハイフ
特徴 照射の出力が高い 照射の出力が低い
料金相場 50,000円〜300,000円 5,000円〜30,000円
効果の持続期間 6ヶ月~1年 6ヶ月~1年
通う頻度 約3ヶ月~6ヶ月に1回 2週間に1回

参照元:ハイフ東京おすすめ安い人気比較ランキング。口コミと評判を暴露

1.マシンのメカニズムの違い

「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」はハイフのメカニズムに違いがあり、「医療用ハイフ」は施術技術が必要となりますが「エステ用ハイフ」は誰でも簡単に操作できるため安全性が高く、セルフサロンなどでも導入されています。

  • 「医療用ハイフ」・・・焦点式ハイフを採用。焦点式ハイフとは、脂肪や筋膜に1発ずつ点で高温照射する仕組み。同じ箇所に誤って照射してしまうと火傷をする恐れがあり、マシンの操作技術が求められる。
  • 「エステ用ハイフ」・・・蓄熱式ハイフを採用。蓄熱式ハイフとは、熱を蓄熱することで脂肪や筋膜に作用する温度まで徐々に上昇する仕組み。焦点式ハイフに比べ火傷のリスクがなく操作がしやすいためセルフでも操作可能。

2.出力の違い

一般的に「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」は超音波の出力に違いがあり、「エステ用ハイフ」は「医療用ハイフ」に比べ出力が弱いと言われています。

医療用ハイフは出力が強く、SMAS層にしっかりと熱を与えてくれます。

引用元:銀座で医療ハイフ|ハイフは医療とエステ、どっちがおすすめ?仕組みと違いをわかりやすく解説!

もともと「医療用ハイフ」は前立腺肥大症などの治療に使用されてきた医療器具を美容機器として転用したものなので出力が強く高い効果が期待できますが、「エステ用ハイフ」は医療知識が無くても施術できるよう出力が抑えられているため効果も緩やかと言われています。

画像引用元:フォーカスネオ

しかし、上の画像からも分かる通りエステのハイフであっても1回で効果を実感できるマシンも存在していますので、「エステ用ハイフ」だからと言って「医療用ハイフ」に比べ効果が劣るとは一概には言えないようです。

3.安全性の違い

「医療用ハイフ」の場合、万が一ハイフによって赤みや腫れ、火傷などのトラブルが起こってしまった場合も美容外科やクリニックですぐに対処ができ、適切な治療が受けられると言われています。

一方「エステ用ハイフ」は、医療知識を持たないサロンスタッフでも安全に操作できるようマシン自体の出力が抑えられているためトラブルが起こりにくいとされていますが、神経損傷や火傷などのトラブルが発生し問題になった事例もあります。

エステサロンのHIFU施術で、顔に熊の爪で引っかかれたような3本のミミズ腫れができた

施術を受けたところ熱傷を負い、顔に傷痕が残った

引用元:独立行政法人国民生活センター

これらの「エステ用ハイフ」によるトラブルは以下の原因が考えられます。

  • 出力の制御機能が無い古いマシンを使用した
  • 施術技術が問われるスタンプ式2D、3D、4Dハイフ※を使用した
  • 中国製の安価で粗悪なマシンを使用した

※2D、3D、4Dハイフとは・・・1点1点の熱が連続で点射されるハイフ。一度ボタンを押すと照射中の3秒〜3分間は照射を止める事が出来ず、太い血管や、神経に当たっても手を離すことができないため火傷の恐れがある。

安全な「エステ用ハイフ」を導入するには、

  • スタンプ式2D、3D、4Dハイフではなく、徐々に熱を蓄える蓄熱式ハイフを選ぶ
  • 医師監修のハイフを選ぶ
  • 保険制度をがあるマシンを選ぶ
    ことがポイントです。

ハイフは出力が大きくなればなるほど痛みが伴うことが多く刺激が強くなりますが、蓄熱式ハイフは徐々に熱を蓄えるため痛みがほとんど無いと言われています。

また、30万円程度で購入できる粗悪なマシンも出回っていますが、医師監修・自社生産の安全性の高いマシン(120万円以上)を選ぶことで火傷などのトラブルを防ぐことができます。

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4.料金の違い

「医療用ハイフ」の料金相場は1回の施術につき50,000円〜300,000円となっていますが、「エステ用ハイフ」の料金相場は1回の施術につき5,000円〜30,000円となっており安く受けられる点が魅力です。

料金の違いの主な理由は

  • 「医療用ハイフ」は出力が強く頻繁に施術することが難しいため約3ヶ月に1回程度
  • 「エステ用ハイフ」出力が抑えられているため2週間に1回程度

といった施術頻度の違いによるものと思われます。

医療用ハイフ エステ用ハイフ
1回の料金 1回50,000円 1回5,000円
6ヶ月の料金 100,000円(3ヶ月に1回) 60,000円(2週間に1回)

例えば一番安い料金相場で6ヶ月間通った場合、「医療用ハイフ」は2回の施術で10万円、「エステ用ハイフ」は12回の施術6万円となり、「エステ用ハイフ」の方が安く受けることが可能です。

通う頻度が多くても安さを重視したい方には「エステ用ハイフ」がオススメと言えます。

まとめ

今回は、「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」の違いついて検証しました。

これまで一般的に「医療用ハイフ」の方が

  • 出力が高いので効果を実感しやすい
  • 出力が高いので効果が長続きしやすい
  • 医療機関なので、万が一のトラブル時もすぐに対処できて安心

と言われていましたが、「エステ用ハイフ」であっても1回で効果が実感でき医師監修の安全性の高いマシンも存在するようです。医師監修、ドクターサポート・マシン保険完備の蓄熱式ハイフはこちら>

また、実際に「医療用ハイフ」のマシンを調べてみると、厚生労働大臣が基準を定めて指定する高度管理医療機器リストの中に「医療用ハイフ」は存在しておらず、医療器として認められているハイフは日本に一台も無いことが分かりました。

このことから美容外科やクリニックは、エステで使用されているマシンと同じ性能のハイフを“医療用”と称して使用している可能性があります。

つまり“医療用”“エステ用”によってマシンに違いがあるのではなく、マシン自体の性能によって出力や性能に差があり、得られる効果も異なると言えるでしょう。

医療用として使用されているマシンや、エステで使用されている安全性の高いマシンについては別記事でご紹介していますので詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

ハイフはどれを選べばいいの?エステ用ハイフの種類と選び方。マシン一覧まとめ>

厚生労働省、エステサロンでのハイフ禁止を発表。その背景と対策をご紹介

 

 



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