よもぎ蒸しサロン開業にかかる費用と消耗品コストランキングTOP10

フェムケアや温活が注目されている昨今、フェムケアと温活が同時に叶うよもぎ蒸し。2024年3月時点でよもぎ蒸し専門サロンは日本全国に約6,000店ありますが、脱毛サロンやマッサージサロン、エステサロンに比べると競合が少なく、特別な手技や高額なエステマシン不要で始められる人気のジャンルとなっています。

今回は、よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの、初期費用、消耗品となる座浴剤のコストランキングをご紹介いたします。

【記事監修】
岡崎　満美子国内・外資化粧品会社勤で接客販売・教育トレーナー・化粧品企画・美容部長を経験の後、エステティシャン実務を経てエステティシャン養成校の教育カリキュラム確立し、講師として在籍。
日本エステティック業協会（AEA）認定インターナショナルエステティシャン／日本エステティック業協会（AEA）認定講師／エステティックコンサルタント

1 よもぎ蒸しサロン開業にかかる初期費用
2 よもぎ蒸しサロンに必要なものと各費用
3 よもぎ蒸し座浴剤｜コストランキングTOP10
4 おすすめのブレンド座浴剤３選
5 まとめ

よもぎ蒸しサロン開業にかかる初期費用

よもぎ蒸し販売メーカーからは、サロン開業に必要なものが揃った開業セットが複数販売されています。よもぎ蒸し開業セットの相場は3万円〜37万円となっています。開業セット価格に大きなバラつきがあるのは、セット内容の充実度や専用座椅子の素材に違いがあるためです。

また、自宅でよもぎ蒸しサロンを開業する場合は約30万円、賃貸マンションで開業する場合は約100万円、店舗で開業する場合は約300万円の初期費用が必要と言われています。ご自宅でサロンを開業する場合は、自宅改装費によって初期費用が異なりますがコストを抑えることが可能です。一方、賃貸マンションや店舗を借りる場合には物件取得費用が必要となります。

よもぎ蒸しサロンを自宅で開業：約5万円〜27万円

よもぎ蒸しセット（1名分）：約3万円〜25万円
備品（タオル、スリッパ、荷物入れなど）：約2万円

1回の料金相場3,000〜6,000円の場合、10〜90回分の集客で初期投資を回収できます。
ただし自宅を改装する場合は別途改装費が必要です。

よもぎ蒸しサロンを賃貸マンションで開業：約55万円〜102万円

よもぎ蒸しセット（1名〜2名分）：約3万円〜50万円
備品（タオル、スリッパ、荷物入れなど）：約2万円
内装備品：約25万円
物件取得費用（敷金礼金など）：約25万円

物件取得費やソファやテーブルなど内装備品によって費用は大きく異なります。
1回の料金相場3,000〜6,000円の場合、90〜340回分の集客で初期投資を回収できます。

よもぎ蒸しサロンを店舗で開業：約250万円〜300万円

よもぎ蒸しセット（1名〜2名分）：約3万円〜50万円
備品（タオル、スリッパ、荷物入れなど）：約5万円
内装備品：約30万円
物件取得費用（家賃20万円想定の場合）：約160万円
店舗改装費：約50万円

※物件取得費…仲介手数料・前家賃をそれぞれ家賃1ヶ月分、保証金を家賃6ヶ月分と想定した場合。

物件取得費や店舗改装費によって費用は大きく異なります。
1回の料金相場3,000〜6,000円の場合、500〜1000回分の集客で初期投資を回収できます。

よもぎ蒸しサロンに必要なものと各費用

画像引用元：mybest

よもぎ蒸し開業に必要なものは主に以下の通りです。

よもぎ蒸し専用座椅子
よもぎ蒸し専用マント
よもぎ蒸しを煮立たせる鍋
座浴剤

この他、ガウンやタオル、使い捨てスリッパや床に敷くビニールシート、座椅子用敷パッドなどが必要になります。

よもぎ蒸し専用座椅子

画像引用元：minaluna

よもぎ蒸し専用椅子は、材質により黄土製・木製・プラスチック製の3種類があり費用や特徴が異なります。

黄土製…セット価格：15万円前後
木製…セット価格3〜6万円前後
プラスチック製…セット価格：2万円前後

※セット価格とは、メーカーが販売しているよもぎ蒸し開業セットの価格です。

黄土製の座椅子は、遠赤外線効果で内臓の温度を効率よく上げることができますが、重く割れやすく硬くて座面が小さめです。木製の座椅子は、軽量で移動・手入れがしやすいという特徴がありますが木製なためカビ繁殖の恐れがあります。プラスチック製は最も安く、軽量で移動・手入れがしやすいですが熱に弱いという特徴があります。

よもぎ蒸し専用マント

画像引用元：よもぎ蒸しマントのおすすめ人気ランキング10選【2024年】

手が出せる袖穴ありタイプや、袖穴なしタイプ、フード付きなどさまざまな形状がありますが、よもぎ蒸し専用マントは2,000円〜13,000円が相場です。

外側がメッシュ仕様、内側が吸湿性のよいコットンの2枚構造のマントは、汗をかいても快適です。繰り返し使える厚手で耐久性のよいマントを選ぶとよいでしょう。

よもぎ蒸しを煮立たせる鍋

画像引用元：土鍋対電気鍋どっちがいい？

よもぎ蒸しに使用する鍋には電気鍋と土鍋の2種類があります。

電気鍋…8,000円〜25,000円
土鍋…5,000円〜30,000円

電気鍋は丈夫で壊れにくくお手入れがしやすいのが特徴です。一方土鍋は、遠赤外線効果でじっくりと温めることができますが割れやすいというデメリットがあります。また、土鍋の場合は別途お鍋を温める電気コンロも必要になります。

座浴剤

画像引用元：夢みるよもぎ蒸し

よもし蒸しの座浴剤は、1回あたり約500〜1,000円が一般的といわれています。容量は300g〜500g、使用量は10〜30g程度が目安です。さまざまな種類があり、よもぎ蒸し、モリンガ蒸し、ローズ蒸し、ハーブ蒸し、ハーブ蒸し、ビオスチームなどそれぞれ効果が異なります。

よもぎ蒸し…国産無農薬よもぎや漢方薬に用いられる薬草をブレンドしたもの。特に漢方よもぎ蒸しは、悩みに合わせた漢方を入れることで美肌・月経トラブル・妊活・女性特有の悩み改善・免疫力の向上・花粉症緩和・むくみ改善などさまざまな効果が期待できる。
モリンガ蒸し…優れた栄養素と薬用効果があるモリンガを使用。通常のよもぎ蒸しに比べデトックス効果が高く、ダイエット・むくみ予防および改善・エイジングケア・体質改善などが可能。
ローズ蒸し…ローズ蒸しでは精油の入ったローズオイルを使用。美肌・アンチエイジング・婦人科系疾患の緩和・癒しなどの効果が期待できる。
ハーブ蒸し…数種類のハーブがブレンドされたものを使用。ベルガモット、カレンデュラ、セージ、オレンジフラワーなど悩みに合わせたハーブをブレンドしている。
ビオスチーム…薬草と玄米酵母・玄米麹などの発酵エキスが含まれたものを使用。発酵エキスが子宮環境改善、腸内環境改善に役立つ。

よもぎ蒸し座浴剤｜コストランキングTOP10

消耗品となる座浴剤は、メーカーによって容量や販売価格が異なります。ここからは、よもぎ蒸しメーカーが販売するよもぎ漢方のコストランキングをご紹介します。

※メーカー名をクリックいただくと、詳細をご確認いただけます。価格はすべて税込です。

	メーカー	価格	内容量	1回あたり	材料
1	SevenBeauty	2,200円	約25g×20袋（20回分）	110円	中国産よもぎ
2	よもぎ蒸し卸専門店	35,200円	12g×100包（100回分）	352円	生薬ブレンド
3	リュバンブラン	35,200円	12g×100包（100回分）	352円	生薬ブレンド
4	楽座や	20,000円	500g（50回分）	400円	純国産よもぎ
5	ビタロマ	5,280円	12回分	440円	JAS野草ブレンド
6	yomogina	8,800円	10g×20回分	440円	伊吹よもぎ
7	よもぎ庵	4,620円	30g×10包（10回分）	462円	よもぎ
8	よもぎ蒸し凛	4,866円	10パック（10回分）	487円	よもぎ
9	温活よもぎ家	2,750円	5包（5回分）	550円	国産よもぎ
10	ファンジンジャパン	22,000円	12g×21包（21回分）	1,048円	生薬ブレンド

1：SevenBeauty

画像引用元：SevenBeauty

美容機器販売メーカーのSevenBeautyが販売するよもぎ蒸しは、中国よもぎで有名な河南省産のよもぎを使用しています。

【SevenBeauty】

価格：2,200円（税込）
容量：約25g×20袋
1回あたり：110円

SevenBeauty｜よもぎ蒸し (座浴) 用パック葉 MIX 河南省産 (20袋入り)はこちら＞

2：よもぎ蒸し卸専門店

画像引用元：よもぎ蒸し卸専門店

よもぎ蒸し卸専門店は、韓国のよもぎ蒸しメーカーファンジンの正規代理店です。ファンジンの座浴剤は、厳選された産地で無農薬栽培されたものを使用しています。1kgで（約100回分）となり、1回あたり352円で使用可能です。

【よもぎ蒸し卸専門店】

価格：35,200円（税込）
容量：12g×100包
1回あたり：352円

よもぎ蒸し卸専門店｜【業務用】オリエンタルハーブ 100回分・カスタマイズ（1.2kg）はこちら＞

3：リュバンブラン

画像引用元：リュバンブラン

リュバンブランは、韓国のよもぎ蒸しメーカーファンジンの正規代理店です。

【リュバンブラン】

価格：35,200円（税込）
容量：12g×100包
1回あたり：352円

リュバンブラン｜選べる100包セット♪韓国よもぎ蒸し座浴剤はこちら＞

4：楽座や

画像引用元：楽座や

楽座やは、東京で4店舗展開するよもぎ蒸しとゲルマニウム温浴の女性専用サロンです。楽座やのよもぎ蒸しは、国内大手製薬会社の農薬検査や重金属・微生物検査をした局方基準をクリアした純国産のよもぎを使用しています。

【楽座や】

価格：20,000円（税込）
容量：500g
1回あたり：400円

楽座や｜業務用漢方（500g）はこちら＞

5：ビタロマハーブ

画像引用元：Dr.Visea

ビタロマ（VITA-AROMA）ハーブは、JASオーガニック野草と機能性⾷品がブレンドされたハーブです。お茶として提供することも可能で、10種類以上のハーブや植物エキスや乳酸菌が配合されており、美⽩／シミケア／⽇焼け後のケア／膣内ケア／膣外美肌ケア／疲労回復／膣の温活／⾎流改善／便秘改善／不眠解消などの効果が期待できます。

【ビタロマハーブ】

価格：5,280円（税込）
容量：12包
1回あたり：440円

購入サイトはこちら＞

商品について詳しくはこちら＞

6：yomogina

画像引用元：yomogina

yomoginaは、一般社団法人よもぎ温熱セラピー協会を設立した谷真由美氏がプロデュースするオリジナルブランドです。yomoginaのよもぎは、岐阜県伊吹山麓の標高800メートル以上の高い山に自生しているよもぎを自然乾燥したよもぎを使用しています。

【yomogina】

価格：8,800円（税込）
容量：10g×20回分
1回あたり：440円

yomogina｜よもぎ蒸し用よもぎパック２０個入りはこちら＞

7：よもぎ庵

画像引用元：よもぎ庵

よもぎ庵のよもぎ蒸しパックは漢方薬として使用する服薬用の高品質漢方生薬を使用しています。１包は30gとなっております。

【よもぎ庵】

価格：4,620円（税込）
容量：30g×10包
1回あたり：462円

よもぎ庵｜よもぎ蒸しパックはこちら＞

8：よもぎ蒸し凛

画像引用元：よもぎ蒸し凛

よもぎ蒸し凛の開業セットには以下の内容が含まれます。

【よもぎ蒸し凛】

価格：4,866円（税込）
容量：10パック
1回あたり：487円

よもぎ蒸し凛｜よもぎ蒸し凛のよもぎ蒸しパック10個入りはこちら＞

9：温活よもぎ家

画像引用元：温活よもぎ家

温活よもぎ家のよもぎは、使用するよもぎは、無農薬栽培で育てた食用の沖縄県産よもぎ（フーチバー）を使用し、和漢植物はハーブティーや健康茶に使用される無農薬の原料を厳選しています。

【温活よもぎ家】

価格：2,750円（税込）
容量：5包
1回あたり：550円

温活よもぎ家｜よもぎ蒸し用　和漢よもぎパック for Beauty（ビューティー）5袋入りはこちら＞

10：ファンジンジャパン

画像引用元：ファンジンジャパン

ファンジンジャパンは、韓国の一部でしか採れない黄土を使用した黄土よもぎ蒸し用品韓国メーカーファンジンの日本代理店です。ファンジンのよもぎは黄土畑で育った完全無農薬のこだわりの生薬をブレンドしたものを使用しています。

【ファンジンジャパン】

価格：22,000円（税込）
容量：12g×21包
1回あたり：1,048円

ファンジンジャパン｜ファンジンプレミアムGeオリエンタルドライハーブ（無農薬）21包化粧箱入はこちら＞

まとめ

今回は、よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの、初期費用、消耗品となる座浴剤のコストランキングをご紹介しました。

よもぎ蒸しサロンを開業する場合は、開業する店舗物件によって異なりますが約30万円〜約300万円の初期費用が必要と言われています。

ランニングコストを抑えるためには、よもぎ蒸しに使用される座浴剤の選び方が重要です。よもぎ蒸しの座浴剤は1回あたり約500〜1,000円が一般的といわれていますが、効果・効能に合わせたハーブや生薬をブレンドされたものを使用する場合にはコストが高くなります。座浴剤を選ぶ際は、実際にご自身で使用してコスト・効果を比較検討したものを選ぶと良いかもしれません。

開業セットも各メーカーから販売されていますので下記記事も参考にしてみてください。

【業務用】オススメのよもぎ蒸し開業セット10選まとめ｜選び方のポイントもご紹介