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ハーブ蒸しに資格はいる?ハーブ蒸しの資格一覧と開業のポイント

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フェムケアや温活が注目されている昨今、フェムケアと温活が同時に叶うよもぎ蒸しやハーブ蒸しへの需要が高まっています。今回は、ハーブ蒸しでサロンを開業をお考えの方へ、ハーブ蒸しの概要やハーブ蒸しの資格が取得できる講座、ハーブ蒸しサロン開業のポイントをご紹介いたします。

【記事監修】
岡崎 満美子国内・外資化粧品会社勤で接客販売・教育トレーナー・化粧品企画・美容部長を経験の後、エステティシャン実務を経てエステティシャン養成校の教育カリキュラム確立し、講師として在籍。
日本エステティック業協会(AEA)認定インターナショナルエステティシャン/日本エステティック業協会(AEA)認定講師/エステティックコンサルタント

 

ハーブ蒸しとは?

ハーブ蒸しとは、原料にハーブを使用した座浴温活セラピーです。中心に穴の開いた椅子の中でハーブを煎じ、40℃前後の蒸気を陰部や肛門などの下半身の粘膜に直接当てることで身体を内側から温めます。蒸気が逃げない首元までの専用ケープを被り、約20〜40分ほどかけてじっくり温めていきます。女性特有の冷えや生理トラブル、妊活や肌荒れ、リラックスやデトックスなどの効果が期待できる温活方法です。

 

ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの違い

ハーブ蒸し よもぎ蒸し
原料 レモングラス、 ローズマリー、ターメリックなど数種類のハーブ よもぎをメインとした数種類の漢方草
温度 40℃前後 50〜70℃
時間 20〜40分 30〜60分
頻度 1週間に1〜2回 1週間に1〜2回
温め方 全身をポンチョやケープで覆い、皮膚だけでなく鼻や口からも蒸気を取り入れる 首から下をポンチョやケープで覆い、下半身を中心に温める

ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの大きな違いは、原料と蒸気を当てる範囲です。

ハーブ蒸しはレモングラス、 ローズマリー、ターメリック、ベルガモット、カレンデュラ、セージ、オレンジフラワーなど悩みに合わせた数種類のハーブがブレンドされたものを使用します。ブレンドされたハーブの香りを吸い込むことで、深いリラックス効果を得ることができます。

また、一般的なよもぎ蒸しは首から下を覆うポンチョ(ケープ)で下半身を中心に温めますが、ハーブ蒸しはフード付きのポンチョ(ケープ)で頭から全身を覆い、皮膚だけでなく鼻や口からも蒸気を取り入れます。ハーブ蒸しのなかには、ポンチョ(ケープ)ではなくテントを使用するハーブテントもあります。

 

ハーブ蒸しの効果

ブレンドされているハーブによって効果が異なりますが、ハーブ蒸しの主な効果は以下の通りです。

  • 肌荒れ、ニキビ、吹き出物、アトピーなどの殺菌保湿
  • 鼻粘膜の炎症の鎮静
  • 生理痛、生理不順、PMS、不妊症、更年期障害、便秘などの改善
  • 不眠症状の緩和
  • 血行促進による冷えやむくみの改善
  • ダイエット、デトックス、アンチエイジング
  • 美肌、黒ずみ改善 など

 

ハーブ蒸し開業にかかる費用相場

ハーブ蒸し販売メーカーからは、サロン開業に必要なものが揃った開業セットが複数販売されており、開業セットの相場は3万円〜37万円となっています。費用に大きなバラつきがあるのは、セット内容の充実度や専用座椅子の素材に違いがあるためです。

【開業セットの主な内容と相場】

セット内容 相場
専用座椅子 2万〜15万円
専用マント(ポンチョ) 2,000円〜13,000円
ハーブを煮立たせる鍋 電気鍋8,000円〜25,000円、土鍋5,000円〜30,000円
座浴剤(ハーブ) 1回分約500〜1,000円

画像引用元:mybest

自宅でハーブ蒸しサロンを開業する場合は約30万円、賃貸マンションで開業する場合は約100万円、店舗で開業する場合は約300万円の初期費用が必要と言われています。ご自宅でサロンを開業する場合は、自宅改装費によって初期費用が異なりますがコストを抑えることが可能です。一方、賃貸マンションや店舗を借りる場合には物件取得費用が必要となります。

 

ハーブ蒸しに資格はいる?

ハーブ蒸しやよもぎ蒸しには一般社団法人が開催している任意の資格が得られる講座がありますが、ハーブ蒸しサロンを開業するにあたって絶対に取得しなければならないような特別な資格はありません。専用座椅子/ハーブを煮立たせる鍋とコンロ/ポンチョ/ハーブを用意するだけで、誰でもすぐにハーブ蒸しを始めることができます。

 

ハーブ蒸しの資格取得にかかる費用相場

ハーブ蒸しの資格が取得できる講座は、1〜2日(4〜6時間)の講習で3万円〜7万円が相場となっています。対面・オンラインから選ぶことができ、受講後はディプロマが発行されることが一般的です。

 

ハーブ蒸しの資格を取るメリット・デメリット

資格不要で始められるハーブ蒸しですが、誰でも簡単に始められるだけに他店との差別化が難しいというデメリットがあります。ハーブ蒸しの資格が取得できる講座では、ハーブ蒸し効果と効能や、使用するハーブのレシピ、ハーブ蒸しの施術方法と注意点やカウンセリング方法などを学ぶことができ、受講後は料金を支払うことで認定講師として資格を取得できます。ハーブ蒸しの講座や資格を取得することでハーブの効果・効能について理解を深め、お客様の悩みにあったハーブ蒸しを提供できますので「ハーブ蒸しの概要を学びたい」「ハーブの効果を知りたい」という方は、任意の資格を取得するのも良いかもしれません。

ただし、協会への入会金の支払いを毎年求められるケースや認定講師の資格取得に別途料金が発生する場合もあります。中にはねずみ溝やマルチ商法のような会員を勧誘しなければならないケースもあるため、受講する際は注意が必要です。

 

ハーブ蒸しの資格が取得できる講座一覧

一般社団法人が実施しているハーブ蒸しの資格が取得ができる講座をご紹介いたします。

資格を実施している協会 費用 入会制度
1 一般社団法人日本プラナハーブセラ協会 77,000円 あり
2 一般社団法人ハーバルシーズンヨガ  48,000円 あり
3 ジャパンハーブアカデミー (JHA) 300,000円 あり

費用は税込です。

1:一般社団法人日本プラナハーブセラ協会

画像引用元:一般社団法人日本プラナハーブセラ協会

一般社団法人日本プラナハーブセラ協会が実施している「ハーブセラアドバイザー養成講座」では、ハーブセラのこだわり(質/香り/波動)についてや、集客やカウンセリングに役立つオリジナルメソッドを身につけることができます。本講座を受講するとサロンを協会に登録でき、開業サポートを受けることができます。

【内容】

  • 講座約6時間  
  • 対面またはオンライン
  • 受講料77,000円(入会金11,000円/授業料55,000円/登録認定料11,000円)
  • 開業サポート・経営サポートが受けられる/協会ホームページにサロン名・住所等を掲載できる/材料・備品を会員価格で購入できる

一般社団法人日本プラナハーブセラ協会「ハーブセラアドバイザー養成講座」公式サイトはこちら>

 

2:一般社団法人ハーバルシーズンヨガ

画像引用元:一般社団法人ハーバルシーズンヨガ

一般社団法人ハーバルシーズンヨガが実施している「ヨモギハーブ蒸し・ハーバルテント講習会」では、よもぎハーブ蒸しとハーブテントの基礎知識や効果と効能の違い、よもぎと使用するハーブのレシピや施術方法と注意点、カウンセリングの方法を学ぶことができます。

【内容】

  • 動画と電子テキストでの学習
  • 受講料48,000円(授業料42,500円/修了証書・認定料5,500円)
  • 別途料金:初回のみ入会金10,000円、年会費6,000円
  • 認定セラピスト・認定講師としての登録が可能/修了証を取得可能

一般社団法人ハーバルシーズンヨガ「ヨモギハーブ蒸し・ハーバルテント講習会」公式サイトはこちら>

 

3:ジャパンハーブアカデミー (JHA)

画像引用元:ジャパンハーブアカデミー 

ジャパンハーブアカデミー の「ハーブテントインストラクター養成講座」では、ハーブテントの基礎知識/設置方法/効能効果/ハーブテント禁忌解剖生理学/15種のハーブの作用/集客等営業戦略などを学ぶことができます。

【内容】

  • 3時間 × 2日間
  • オンライン受講料300,000円(ハーブテント/椅子/教材費/年会費/認定料/テキストデータ込み)

ジャパンハーブアカデミー 「ハーブテントインストラクター養成講座」の公式サイトはこちら>

 

儲かるハーブ蒸しサロン開業のポイント

ハーブ蒸しは使用するハーブにより効果が異なりますが、一般的には使用されるハーブや座椅子に大きな違いがないため、他店と差別化して集客するのが難しいメニューです。また、ハーブ蒸しサロンを開業するにあたって必要な資格もないため、資格を取得したからといって儲かるサロンにできるとは限りません。

儲かるハーブ蒸しサロンにするためには、他店では扱っていないハーブおよび座椅子を導入したり、ハーブ蒸し商材を販売しているメーカーのサポートをうまく活用することが重要です。

【儲かるハーブ蒸しサロン開業のポイント】

  • 他店では扱っていない座椅子を選ぶ
  • 他店にはないブレンドハーブを選ぶ
  • メーカーサポートが充実しているハーブ蒸しを選ぶ

ハーブ蒸しで使用される座椅子は、一般的に黄土製・木製・プラスチック製の3種類ですが、美容液をミスト化して噴射することができる超音波装置を内蔵しているハーブ蒸し座椅子もあります。

△ハーブ蒸しと同時に美容液をミスト化して噴射できるビタロマスチーム

ビタロマスチーム(VITA AROMA STEAM)は、ハーブを沸騰させてスチームさせるハーブ蒸し機能だけでなく、座椅子本体に内臓している超音波装置により美容液をミスト化して噴射することが可能です。一般的なハーブ蒸しとは異なり、ビタロマスチームはハーブ蒸しと同時にミスト化したビタミン美容液を全⾝に浴びることができます。そのミスト量は一般的なハーブ蒸しの10倍以上となっており、超⾳波装置でミスト化するため、熱で死活化してしまいがちなハーブに含まれる有効成分を余すことなく浴びることができます。

また、ビタロマスチームで使用するハーブは、腸内・腟内・子宮内の環境を正常に維持する働きを持つラクトバチル化乳酸菌と、抗シワ・皮膚バリアの改善や保湿・ブライトニング効果などの幅広い効果が期待できるSCリポソーム幹細胞が含まれており、さらには⾊素沈着抑制成分および美⽩成分を多く含んでいるため⿊ずみにもアプローチ可能です。

ビタロマスチームはエステサロン向け美容機器を開発・販売しているメーカーのハーブ蒸しなので、サロン運営に必要な販促資材や営業管理資料の提供があり、集客サポートや開業サポートも充実しています。こういった他店と差別化できるハーブ蒸しやメーカーサポートが充実しているハーブ蒸しを選ぶことで、儲かるハーブ蒸しサロンにすることができますので、資格取得に費用をかけるよりも商材選びにこだわると良いかもしれません。

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まとめ

今回は、ハーブ蒸しでサロンを開業をお考えの方へ、ハーブ蒸しの概要やハーブ蒸しの資格が取得できる講座、ハーブ蒸しサロン開業のポイントをご紹介しました。

ハーブ蒸しやよもぎ蒸しはフェムケアが注目されている昨今、今後も需要が高まりが期待できるメニューです。

ハーブ蒸しやよもぎ蒸しには特別な資格は必要ありませんが、一般社団法人が実施している資格取得講座があります。ただし、受講したからといって儲かるサロンにできるとは限らず、集客していくためには他店と差別化する必要があります。

 

儲かるハーブ蒸しサロンにするためには、

  • 他店では扱っていない座椅子を選ぶ
  • 他店にはないブレンドハーブを選ぶ
  • メーカーサポートが充実しているハーブ蒸しを選ぶ

といったことが重要になりますので、ハーブ蒸しで開業をお考えの方はハーブ蒸し商材にこだわるようにしましょう。

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