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プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は危ない?座椅子の種類やメリット・デメリットをご紹介

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よもぎ蒸し専用座椅子には、木製や黄土製、プラスチック製など材質によってさまざまな種類があります。今回は、よもぎ蒸し椅子の種類や、プラスチック製のよもぎ蒸し座椅子のメリット・デメリットについてご紹介します。座椅子選びのポイントも合わせてご紹介しますので座椅子選びのご参考にしてみてください。

よもぎ蒸し座椅子の種類

画像引用元:沖縄LOHASハンビビヤフー店MLOVE

よもぎ蒸し専用椅子は、材質により黄土製・木製・プラスチック製の3種類があり費用や特徴が大きく異なります。

黄土製 木製 プラスチック製
セット価格 15万円前後 3〜6万円前後 〜2万円
メリット 遠赤外線効果で内臓の温度を効率よく上げる。 軽量で移動・手入れがしやすい。 軽量で移動・手入れがしやすい。
デメリット 重く割れやすい。硬くて座面が小さい。 カビ繁殖の恐れがある。 熱に弱い。有害物質が発生する恐れがある。

 

  • 黄土製…温めると遠赤外線が放出されるため、木製やプラスチック製に比べると約80倍もの効果があるといわれている。自然殺菌作用・浄化作用・解毒作用などがあるため衛生的。背もたれがなく、座り心地が硬く、重く割れやすいというデメリットがある。
  • 木製…軽量で移動・手入れがしやすい。カビの発生のリスクがあるため、小まめな手入れが必要。防カビ、抗菌、防ダニ作用があるヒノキ素材のものを選ぶと◎。
  • プラスチック製…軽量で移動・手入れがしやすく安価。化学物質や雑菌の経皮吸収などの心配があるため、小まめな手入れが必要。

 

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は危ない?メリット・デメリット

熱に弱いといわれるプラスチックですが、プラスチック製のよもぎ蒸し座椅子は安全なのでしょうか?プラスチック製のよもぎ蒸し椅子の安全性やメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

メリット デメリット
  • 安価で手に入る
  • 軽量で手入れしやすい
  • 有害物質が発生する可能性がある
  • 劣化しやすい
  • マイクロプラスチックが発生するリスクがある
  • 安っぽい印象を与える

メリット1:安価で手に入る

木製や黄土製の座椅子は3万円〜15万円が相場ですが、プラスチック製の座椅子は2万円以下で入手することが可能です。複数用意する場合には特に、プラスチック製の座椅子をチョイスすることで初期費用を抑えることができます。

メリット2:軽量で手入れしやすい

プラスチック製の座椅子は軽量で手入れしやすいというメリットがあります。特に黄土製の座椅子と比べると、黄土製座椅子は手入れの際に誤って割ってしまうリスクがありますが、プラスチック製座椅子は軽量なのでこまめに手入れがしやすい座椅子です。

 

デメリット1:有害物質が発生する可能性がある

プラスチックは熱に弱く、長時間蒸気や熱にさらされる環境では有害な化学物質が溶け出して液体や蒸気に混入する可能性があります。陰部や肛門などの下半身の粘膜に直接蒸気を当てるよもぎ蒸しの場合、蒸気を通して有害物質を体内に吸収する恐れがあるため危険だといわれています。

しかし、プラスチックの耐熱温度は90〜130℃であるものがほとんどですので、プラスチック製座椅子を使用する場合は、座椅子にコンロが当たらないよう注意し耐熱温度を守って蒸気の温度を調整するようにしましょう。

デメリット2:劣化しやすい

プラスチックは熱が加わると分子構造が変化し、収縮や性能の変化が起こるため劣化しやすくなります。そのため、木製や黄土製の座椅子に比べプラスチック製の座椅子は劣化しやすいといわれています。プラスチックの劣化を防ぐには、耐熱温度を守ることが重要です。

デメリット3:マイクロプラスチックが発生するリスクがある

マイクロプラスチックとは直径5mm以下の微細なプラスチック片のことです。プラスチック製の座椅子は軽量で持ち運びが簡単ですが、万が一擦ってしまったり傷つけてしまうと微細なプラスチック片が出てしまうリスクがあります。空気を通じて人体に摂取される可能性があるマイクロプラスチックは、粒子が消化器官や血液中に入り込むとアレルギーや炎症反応を引き起こす可能性があります。

デメリット4:安っぽい

プラスチック製座椅子は木製や黄土製の座椅子に比べ安価で入手することができますが、見た目が安っぽいというデメリットがあります。よもぎ蒸しはオーガニック志向や健康志向の方に人気のメニューです。プラスチック製座椅子は安っぽい印象を与えるためサロンコンセプトやターゲットに合わない可能性があります。

 

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子を選ぶ際の注意点

熱による有害物質の発生やマイクロプラスチックの危険性がありますが、安価で手入れがしやすいプラスチック製座椅子。「プラスチック製座椅子を選びたい!」という方は以下の点に注意しましょう。

プラスチックの耐熱温度をチェックしましょう

よもぎ蒸しは50〜70℃程度の蒸気を約40分間当てる施術ですが、プラスチックは耐熱温度を超えると有害物質が発生する恐れがあります。そのため耐熱温度が高いプラスチックが採用されている座椅子を選ぶようにしましょう。

【プラスチックの耐熱温度】

プラスチック 製品例 耐熱温度
ポリエチレン プラスチック容器 60℃~80℃
ポリプロピレン 電子レンジ用タッパー 80℃~120℃
ポリフェニレンサルファイド(PPS) 電化製品 220℃
ポリエーテルケトン(PEEK) 医療機器 260℃
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) フッ素樹脂加工フライパン 260℃
ポリイミド(PI) 電子機器の断熱材 300℃~

 

マイクロプラスチック検査済みの座椅子を選びましょう

マイクロプラスチック検査は、マイクロプラスチックが製品に含まれているかどうかを確認する検査です。プラスチック製や特殊素材を採用しているよもぎ蒸し座椅子のなかには、マイクロプラスチック検査済みのものもあります。

こういった検査をしているメーカーから販売されているよもぎ蒸し座椅子は、メーカー保証やサポートが充実していることが多いため、プラスチック製の座椅子を選ぶ際はマイクロプラスチック検査をクリアしているものを選ぶと良いでしょう。

 

これだけは押さえておきたい!よもぎ蒸し椅子を選ぶ際のポイント3つ

ここまでプラスチック製座椅子のメリット・デメリットや選ぶ際の注意点をご紹介しましたが、よもぎ蒸し座椅子を選ぶにあたって押さえておくべき大切なポイントがあります。

よもぎ蒸しは特別な手技や高額なエステ機器不要で始められるメニューなだけに、他店と差別化がしにくいメニューです。差別化を図り集客UPを目指すには座椅子選びが大変重要ですので、これからご紹介するポイントを参考にしてみてください。

1:座り心地がよい座椅子を選ぶ

よもぎ蒸しは約30〜40分もの間、座椅子に座っていなければなりません。そのため座り心地が固かったり、背もたれがない座椅子はお客様の負担になってしまいます。

よもぎ蒸し座椅子の中には背もたれがないものや座面にクッション性がなく硬いものが多いため、背もたれがあって座り心地の良い座椅子を選ぶだけで他店と差別化を図ることが可能です。

▽背もたれや肘掛けがある座椅子

ラタン調で高級感のあるMy TOTONOIのよもぎ蒸しチェアは、背もたれと肘掛けが付いている座椅子です。座面が広いので膝を立てて座ることも可能です。

 

▽背もたれがあり自由な姿勢になれる座椅子

マイクロプラスチック検査済みの特殊素材を採用しているビタロマスチームは、スチーム装置を内蔵しているよもぎ蒸し座椅子です。座面が広く背もたれがあり、膝を立てたりあぐらをかいたり自由な姿勢ができるため、長時間座椅子に座っても疲れにくい設計となっています。詳しくはこちら>

お客様が「長時間座っているのが辛い」と感じてしまうとリピーターの確保が難しくなります。長時間座っても疲れにくい座椅子を選ぶことが顧客満足度に直結するので、背もたれがあったり座面が広い座り心地の良いものを選ぶようにしましょう。

 

2:メーカーサポートが付いている座椅子を選ぶ

よもぎ蒸し座椅子を販売しているメーカーのなかには、購入者向けにサロン運営に必要なPOPやチラシ、営業管理資料などの無料配布や開業支援・集客支援などのメーカーサポートを実施しているところがあります。また、万が一の破損や故障に対応する保証制度を設けていたり、座椅子を購入したサロンが売上を伸ばせるよう講座を開催しているケースもあります。メ

ーカーサポートが充実しているメーカーから購入することで、よもぎ蒸しサロンに必要なノウハウを教えてもらえる可能性が高いため、座椅子を選ぶ際はメーカーサポートが充実しているメーカーから購入すると良いでしょう。

 

3:実際に体験してから座椅子を選ぶ

よもぎ蒸し座椅子を選ぶ際は、実際に座椅子の座り心地や蒸気の量などを体験してから選ぶようにしましょう。よもぎ蒸し座椅子を販売しているメーカーのなかには、無料の体験会を実施しているところも多くあります。

長時間座ってもお客様に負担が無いか?蒸気の量は足りているか?などの観点から複数の座椅子を比べてから選ぶようにしましょう。

 

まとめ

今回は、よもぎ蒸し椅子の種類、プラスチック製のよもぎ蒸し座椅子のメリット・デメリットと注意点、座椅子選びのポイントをご紹介しました。

特別な技術やエステ機器不要で始められるよもぎ蒸しは他店との差別化がしにくいメニューですが、座椅子にこだわることで他店と大きく差をつけることができます。

プラスチック製の座椅子は、安価で手入れがしやすいというメリットがありますが、熱に弱くマイクロプラスチックが発生するリスクがあり、なんといってもオーガニックやナチュラル志向のよもぎ蒸しターゲットにそぐわない可能性があります。

よもぎ蒸し座椅子を選ぶ際は、座面が広く背もたれがある座り心地が良い座椅子、メーカーサポートが充実している座椅子を選ぶようにしましょう。

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