手術や運動をせずに脂肪細胞自体の数を減らすことにより痩身できる脂肪溶解エステ。リバウンドしにくいことから脂肪溶解エステは人気を集めていますが、何を基準に脂肪溶解マシンを選べばいいのでしょうか?今回は、脂肪溶解エステができるマシンの種類やおすすめの脂肪溶解エステマシン、マシン選びのポイントや脂肪溶解マシンを導入するメリットについてご紹介します。
【記事監修】 岡崎 満美子国内・外資化粧品会社勤で接客販売・教育トレーナー・化粧品企画・美容部長を経験の後、エステティシャン実務を経てエステティシャン養成校の教育カリキュラム確立し、講師として在籍。 日本エステティック業協会(AEA)認定インターナショナルエステティシャン/日本エステティック業協会(AEA)認定講師/エステティックコンサルタント |
目次
脂肪溶解エステができるマシンは2種類
脂肪細胞そのものを減らすことができる脂肪溶解マシンには、キャビテーションと脂肪溶解導入が可能な美容液導入機器があります。
【エステ用|脂肪溶解マシンの種類】
種類 | キャビテーション | 脂肪溶解導入(美容液導入機器) |
仕組み | マシンの超音波機能を使って脂肪細胞を破壊する | マシンを使って溶解剤を導入し脂肪細胞を破壊する |
超音波 | 溶解剤 | |
痩身効果 | 半永久的に持続 | 半永久的に持続 |
メニュー | 痩身/美肌ケア | 痩身/美肌ケア/AGA・育毛 |
マシン相場 | 150万円〜300万円 | 44万円〜200万円 |
1:キャビテーション
キャビテーションは、体外から特殊な超音波を与えることで脂肪細胞のみを破壊します。一般的にキャビテーション機器はラジオ波/EMS/吸引/エレクトロポレーション/LEDなど複数の痩身機能を搭載していますが、痩身に特化したマシンです。キャビテーションは脂肪を分解するだけにすぎないため、老廃物としてリンパや血液を通じて体外に排出されなければ再び脂肪となって固まってしまいます。施術をしてから2〜3日間が最も脂肪が燃えやすいタイミングなので、痩身効果を得るためには食事・運動・マッサージなどお客様ご自身でのケアが必須です。
2:脂肪溶解導入(美容液導入機器)
脂肪溶解導入とは、髪の毛よりも細い針が搭載されているダーマペンやマイクロニードリングなどの美容導入機器で肌に脂肪溶解剤を浸透させていく技術です。脂肪溶解剤によって脂肪細胞が破壊され、破壊された脂肪脂肪は排尿などにより⾃然に体から排出されます。
脂肪溶解剤を導入できる美容液導入機器は44万円〜200万円程度が相場となっており、導入剤を変えることで痩身以外のメニューも展開できます。
脂肪溶解ができるおすすめマシン4選
マシン名をクリックいただくと、詳細をご確認いただけます。
マシン名 | 価格(税込) | 種類 | メーカーサポートの充実度 | |
1 | ノアグロウ | 44万円 | 脂肪溶解導入 | ◎ |
2 | スリムフェイスカッター | 110万円 | キャビテーション | ◎ |
3 | グロッティプロ | 217万8,800円 | 脂肪溶解導入 | ◯ |
4 | セルライトゼロ2 | 275万円 | キャビテーション | ◎ |
1:ノアグロウ
画像引用元:Dr.Visea
ノアグロウ(Noa Grow)は、「マイクロニードリング法」を採用している脂肪溶解導入ができる導入美容機器となっており、脂肪溶解剤は韓国発祥の痩身効果が高い「レモンボトル」を使用します。
搭載のLED機能では線維芽細胞を刺激しながらEMS機能で微弱電流を発生させ肌細胞を活性化させることができます。脂肪溶解導入以外にも育毛剤や、ハリ・小じわなどのエイジングケア剤、ニキビ痕や傷痕改善に効果的な幹細胞培養上清液配合の専用美容液が複数用意されているため、幅広い集客が可能です。
【ノアグロウの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:44万円 |
ノアグロウについて詳しくはこちら>
ノアグロウ公式サイトはこちら>
2:スリムフェイスカッター
画像引用元:Dr.Visea
スリムフェイスカッターは、キャビテーションを含め10機能を搭載している痩身複合機です。「キャビテーション」「ハイパーラジオ波」「ラジオ波吸引」 「EMS」「吸引」「エレクトロポレーション」「スリムレーザー」「美顔ローラー」「LED」「筋膜リリース」の同時施術が可能で、フェイシャル・ボディの全身施術に対応している痩身機器です。
タッチパネル式の簡単操作なので、さまざまな機能を簡単に使い分けることができ、セルフ用マシンとしても導入できます。全てのヘッドにラジオ波&LEDが入っており、キャビテーションや吸引など他の機能と同時に「ラジオ波」「美容LED」が施術できるので、従来の痩身機器に比べ痩身効率3倍となっています。
【スリムフェイスカッターの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:110万円 |
スリムフェイスカッターについて詳しくはこちら>
スリムフェイスカッター公式サイトはこちら>
3:グロッティプロ
画像引用元:株式会社プロラボソリューション
グロッティプロ(GROTTY PRO)は、皮膚深層に浸透するLEDライト『近赤外線』と、皮膚表層にゆらぎを与える 『音響振動』によって脂肪溶解剤や幹細胞培養上清液美容液を角質層の奥深くまで届けることができます。
1,500を超える医療機関でも導入されている技術を応用したマシンで、脂肪溶解導入だけでなくスカルプケアや美肌ケアが可能なマシンとなっており、1台で幅広い集客が可能になります。補助金サポートや経営サポート、フォローアップ研修も充実しているため導入後も安心のマシンです。
【グロッティプロの詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:217万8,800円 |
グロッティプロについて詳しくはこちら>
グロッティプロ公式サイトはこちら>
4:セルライトゼロ2
画像引用元:ワールドジャパン
セルライトゼロ2はキャビテーション機能を搭載した痩身複合機です。「キャビテーション」「ラジオ波」「スリムレーザー」「サイクロン吸引」「LED」「コルギ」「筋膜リリース」「高周波ラジショット(ラジオ波)」「高周波(ラジオ波)」「リンパドレナージュ」の10機能を搭載しています。
キャビテーションを搭載した痩身複合機の中では最多の10機能を搭載しているため価格も若干高めですが、ボディ・フェイシャルそれぞれ5機能を使いわけることができます。
【セルライトゼロ2の詳細】※価格は全て税込です。
本体価格:275万円 |
セルライトゼロ2について詳しくはこちら>
セルライトゼロ2公式サイトはこちら>
脂肪溶解エステマシンを選ぶ際の4つのポイント
- 幅広いメニュー展開ができるマシンを選ぶ
- 効果を実感しやすく通いやすいマシンを選ぶ
- 操作しやすいマシンを選ぶ
- 集客しやすいマシンを選ぶ
1:幅広いメニュー展開ができるマシンを選ぶ
痩身以外の機能を搭載しているマシンを選ぶことで展開できるメニューの幅が広がるため、あらゆるお悩みに対応できるマシンを選ぶことが重要です。
種類 | キャビテーション | 美容液導入機器 |
主なメニュー | 痩身/美肌ケア | 痩身/美肌ケア/AGA・育毛 |
相場 | 150万円〜300万円 | 44万円〜200万円 |
キャビテーション機器は痩身に特化したマシンが多い一方、脂肪溶解剤を導入できる美容液導入機器は導入剤を変えることでAGA育毛、美肌ケア、痩身(脂肪溶解)など1台で幅広いメニューが展開可能です。美容液導入機器はメニューごとに高額なマシンを購入する必要がなくコストパフォーマンスに優れているため、脂肪溶解マシンを選ぶ際は脂肪溶解剤を導入できる美容液導入機器がおすすめです。
2:効果を実感しやすく通いやすいマシンを選ぶ
効果を実感しにくく施術頻度が多いといと顧客は離れてしまいリピーター確保が難しくなります。そのため、短い期間で痩身効果を実感でき、通いやすい頻度のマシンを選びましょう。
種類 | キャビテーション | 美容液導入機器 |
頻度 | 1週間に1~2回 | 2週間に1回 |
効果実感までの期間 | 約3ヶ月(10回) | 1.5ヶ月〜6ヶ月(3~10回) |
1回の効果 | あり | あり |
キャビテーションは施術後3日がいちばん脂肪が溶け出しやすい一方で施術頻度が高く継続しにくいというデメリットがあります。これに対し脂肪溶解剤を浸透させることができる美容液導入機器は、キャビテーションに比べ脂肪が溶け出しやすい期間が長く、施術頻度が少ないので通いやすく続けやすいというメリットがあります。
コース契約を考えると施術頻度が高いキャビテーションの方が良いかと思いがちですが、顧客のことを考えると少ない頻度で効果を出しやすい美容液導入機器の方がサロンへの満足度が高まります。
3:操作しやすいマシンを選ぶ
操作が難しいマシンはスタッフの技量により効果に差が出てしまいます。タッチパネルやボタンで簡単に操作の切り替えができ、直感的に操作しやすい脂肪溶解マシンを選びましょう。
4:集客しやすいマシンを選ぶ
脂肪溶解マシンにはキャビテーションと美容液導入機器がありますが、マシンを選ぶ際には集客のしやすさ=施術名の知名度・注目度で選ぶと良いでしょう。
キャビテーションはエステ痩身において知名度が高く、脂肪溶解というキーワードではなくキャビテーションと検索する人が多い人気のメニューです。キャビテーションを導入しているサロンは、ホットペッパービューティーによると全国6489店舗(2024年時点)となっており、知名度が高い一方で競合が多いメニューになります。
一方、美容液導入機器で集客するには脂肪溶解剤の知名度・注目度が重要になります。脂肪溶解剤として注目度が高まっているものには、韓国発の「レモンボトル」があります。
画像引用元:Dr.Visea
「レモンボトル」は世界38ヶ国100億の売上を達成している脂肪溶解剤で、脂肪細胞の数を減らすだけでなく脂肪細胞の大きさを小さくする効果もあります。2023年に日本に上陸しニュースメディアで取り上げられるなど注目度が高い脂肪溶解剤です。現時点で競合が少ないにも関わらず注目度は高い脂肪溶解剤なため集客しやすいといえるでしょう。
※上記でご紹介したノアグロウですと「レモンボトル」が導入可能です。
(参考:話題のクリニックで体験。韓国&アメリカで人気の新・脂肪溶解注射【LEMON BOTTLE(レモンボトル)】とは)
脂肪溶解エステを導入するメリット
画像引用元:ホットペッパービューティーアカデミー
ホットペッパービューティーアカデミーのデータによると、【ボディ/痩身】の市場規模は1,001億円(前年比28.4%増)で前年から大きく増加しているとあります。特に40代の利用金額が前年から大幅に上昇しており、オトナ世代の利用が多くなっているようです。
30代、40代になると基礎代謝の低下により運動や食事制限だけでは頑固な脂肪を落としにくくなりますが、脂肪細胞そのものを減少させることができる脂肪溶解エステは、需要が高いオトナ世代にぴったりのメニューです。ニーズが高い昨今、脂肪溶解エステ機器を導入することで集客UPやリピーター確保が期待できるでしょう。
まとめ
今回は、脂肪溶解エステができるマシンの種類やおすすめの脂肪溶解エステマシン、マシン選びのポイントや脂肪溶解マシンを導入するメリットについてご紹介しました。
脂肪溶解エステマシンには、キャビテーションと脂肪溶解剤を導入できる美容液導入機器の2種類があります。
メニュー展開の幅広さや施術頻度・効果実感までの期間など総合的に考えると、脂肪溶解エステマシンを導入するならおすすめは脂肪溶解剤を導入できる美容液導入機器といえます。
痩身メニュー自体は30代・40代のオトナ世代に人気のメニューとなっていますので、集客する際はInstagramを中心に販促活動を実施すると良いでしょう。